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| ◆ 2005秋・東海クラブマスターズB級戦 ◆ | ||||||||||||||||
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朝7時30分、マーキュリー到着。 武吉を組み立てて華台に球を配置し、ショットの感触を確かめる。これが、まるで儀式化された公式戦当日朝のスケジュール。マーキュリー店長さっちゃんの厚意で当日の朝に練習ができる。有難い。 取り敢えずセンターショット10発。1球も外さなかった。感触もまあまあ。これ以上やると襤褸が出るので、球を外す前に練習終了。 今のところ、入れに行った球は全て入れている。 良い感じ♪(笑) 8時過ぎにマーキュリーを出発、8時半過ぎに豊田市のいつものマクドナルドに到着し、朝マック。 おさむさん夫妻は約束通り既に到着していた。ちょっぴり遅れてしまい申し訳ない。程なくさっちゃん、みっつーさんのA級組も到着し、これで全員集合。私はフィレオフィッシュのセット、飲み物はアイスカフェオレを頼んだ うまうま♪
今日は東海クラブマスターズ。マーキュリーからエントリーしたのは5名。 先ず、A級さっちゃん。普段は良い顔をしているのだが、寝起き直後の顔は酷い。次に、A級みっつーさん。そう言えば、みっつーさんがB級で優勝したのは丁度一年前のこの試合だった。以上、A級は2名。 B級は3名、おさむさんと、なべさんと、私。おさむさんは最近、季節杯(マーキュリーのハウストーナメント)などでも負け負けで、少々負けが込んでいる。マーキュリーでは私なんかよりもガンガン枡割を出しているので、その調子で戦って欲しいと切に思う。なべさんは新しいマーキュリーの常連で、一緒に試合に出るのは今回が初めて。普段は良い球を撞くが、試合での実力は未知数。(←私が知らないだけ。)きっとマーキュリーのダークホース的存在に違いない。最後に私。最近、執拗にブレイクの練習をしている。先日、ブレイクファール八連荘をやってしまったのがまだ尾を引いている。当面の目標はブレイクファールしないこと。 最後にたった一人の大応援団、おさむさんの奥さんこと、ゆみぞーさん。 朝食を済ませ、和気藹々と歓談。 おおっと、そろそろ出発の時間だ。 あ、ちょっと待って。 ちょっとトイレに行かせて。 ・・・。 やはり、ここで第一試合をやってしまった。どうして、試合の朝はこんなにお腹が緩いんだろう・・・。拭いても拭いてもキリが無いもんだから、エライ時間が掛かってしまった・・・。お尻がひりひりする・・・。 ひりひり。 トイレに籠もっていた私のせいで予定よりも少々遅い時間にマクドナルドを発ったものだから、その分予選会場のショットガンへの到着も遅れてしまった。道中は正直、遅れるのではないかと少々焦った。以前、試合開始には間に合ったが集合時刻に遅れたと言う理由で一試合目が不戦敗になってしまった選手を何人か見たことがある。 ショットガンに到着。何とか集合時刻の9時30分は死守。 良かった〜。 駐車場は既に満車状態だったが、先に停めてある車の出口を塞ぐように強引に駐車した。 9時45分、エントリーがまだ始まらない。 可笑しいな、いつもならとっくにエントリフィーの支払いをしている時間なのだが・・・と思っていたら、カウンター付近の人たちが何やらそのことで話をしている。 どうやら、運営の方が会場を間違えてしまって、到着が遅れているらしい。 あららら。
表で煙草を吸っていたら10時05分、運営の方が到着。「最悪だぁ」と呟きながら店内に入っていった。 早速エントリー開始。非常に珍しいことにCSカードのチェックも行われた。今まで公式戦に何度も出場しているが、試合会場でCSカードを提示したのはこれが二回目。 開会の挨拶とルール説明が始まった。 今回の試合は、ナインボールのテキサスエキスプレスルールのプッシュ(シュートアウト)無し。 16人枠の勝者4名、敗者4名が予選突破。(=2回勝てば予選突破。16人枠だが16人きっちり名前が入っている訳ではないので予選突破する選手の割合は全体の50%超になる。何とか予選は突破したい。) 決勝一回戦と二回戦は予選会場で行う。(以前は決一のみだったが、今年に入ってから決二までやることが多い。本戦会場進出が倍、難しくなった。) 他に、ダブルヒット(プッシュ)の説明、マーキング行為の説明もあった。また、トイレによるタイムアウトは行わないので必ず事前に済ますこと、という注意もあった。 そして、ショットクロックの説明。一試合40分を目安に、進行が遅い試合は途中でもショットクロックを導入する。エクステンションは無い。制限時間10秒前だけコールし、カウントダウン等は行わない。 ・・・ショットクロックについてこれほど細かい説明があったのはこれが初めて・・・。(目安時間というものの存在も初めて知ったし、エクステンションについては今まで説明が無かったので、恐らくエクステンションは無いのだろうと漠然と思っていたのだが明確に「エクステンションは無い」と聞かされたのも今日が初めて。) なーんか、いつもと雰囲気が微妙に違う。 何だか嫌な予感。 予選一試合目、不戦勝。 不戦勝でも勝ちは勝ちだ。なので以前は諸手を上げて大喜びしていたのだが、最近は嬉しいような、嬉しくないような・・・。 予選一回戦の後は恐らく敗者側の試合が始まるだろう。私の最初の試合になる勝者二回戦はそのあとになるので、長時間待たされることになる。 この待ち時間を如何に上手く過ごすかが大きなポイントだ。 今日も携帯とデジカメを持ってきた。この二つが時間を潰すのに役に立つ。 携帯は、家で応援してくれているぴぃちゃんにメールを打ったり、自分の掲示板をチェックしたり、今日の経過を書き込んだりするためだ。 デジカメは試合風景の撮影と、メモ書きの代わり(対戦表や、そのお店の月例の案内などの記録など)に使う。 時間の潰し方は他に、表へ出て煙草を吸ったり、マーキュリーのメンバーと会話したり、試合の球を見たり。これらのことを適当に交互に繰り返すのだが、それでも時間はたっぷり沢山ある。 うーん、上手に時間を潰すことができない・・・。 公式戦のような大規模の大会で長時間の試合待ちがあるのは当たり前のことだ。 よし、これは今後の課題にしよう。何か時間潰しアイテムを買おう。 となると、音楽かゲームかな。 いや、ゲームはやめておこう・・・。自分の性格からして、この手のゲーム機はヤバイ。相当嵌る恐れがある。それに、いざ試合が始まったときに瞬時にビリヤード脳切り替え、球に集中する自信がない。 ポータブルプレーヤーでも買おうかな。好きな音楽でも聴こう。集中力が高まるかも知れない。選曲に注意すれば。 そんなことを考えながら、なべさんの試合やら、目の前の台の試合やらをぼーっと眺めていた。 それにしても、目の前で撞いているGPBAのベストを着た選手(岐阜のクラブ員)、上手いなー。マジで上手い。特に細かいネキが芸術的。手球の回転が完全に分かっているという感じがする。でも、頭の寝癖が気になる・・・。元々髪型には無頓着なのか、余程慌てて出てきたかのどちらかだろうか。それにしても上手い。見習わなきゃ。 別の台のなべさんの試合は、2−1でなべさんがリードしていた。 よしよし、いいぞ、いいぞ。そのまま押し切っちゃえ。 なべさんの試合の4ゲーム目、相手が抜いた8番をなべさんが撞こうとして、短クッションから思いっきり身を乗り出した。そのとき、対戦相手の目が光った。 「ファール。」 なべさんの対戦相手がファールをコールした。 私の座っているところからでは対戦相手となべさんがどのようなやり取りをしていたのか分からないが、身振り手振りとそれぞれの視線から察するに、どうやらなべさんが台上に身を乗り出したときにお腹の服が9番に触れたらしい。 なべさんは素直に相手選手の判定に従い、相手に台を譲った。そして、椅子に座り、・・・、私の方を見ている。 なべさんは目で何かを私に訴えかけているようだった。 私も、 「まぁまぁ、しゃーないって、相手審判なんだから、それに実際に触った触らなかったに関わらず、非常に間際らしい状態であったことは確かなんだから。まあ、いい経験をしたと思って次からは気をつけたらいいじゃん!」 ・・・というような目でなべさんを見つめ返したのだが、ちゃんと伝わっただろうか? あ、なんか、なべさん、ショボーンとしている・・・。 なんか、くーん、くーんと鳴いている犬みたい・・・。 フリーボールを得た相手は8番、9番を取り切り、これによって2−2のイーブンとなった。 話のネタとしてたまに聞く話だが、実際に服による球触りでファールを取られる場面は初めて見た。 私の座っている場所からでは遠くて、実際に触れたか触れていないか全く分からないが、審判がファールと言えばファールとなる。 むむむむ。これは他人事ではない。私も気を付けねば。 ただ、なべさんも少し可愛そうだ。 私はマーキュリーのベストを着ているが、なべさんはベストを持っていない。ワイシャツにネクタイだけだ。しかも、なべさんはとてもスマートなのでお腹のあたりの布地が多少だぶついている。せめてベストを着ていれば防げたかも知れない。或いは、私のようにお腹の服がピチピチならば良かったのかも知れない。その点、私はベストを着ているし、お腹のシャツにダブつきはない。お腹の服による球触りは無いな。お腹による球触り(通称、腹触り)はあるだろうけど。はっはっはっは。・・・はぁ。 マーキュリーも新しい常連が増えてきた。そろそろ新しいベストが欲しい頃かも。さっちゃんに相談してみるか・・・。(決して、私のベストがピチピチになって一回り大きなベストが欲しいからではない。) なべさんの対戦相手が更に1点追加して2−3となり、なべさんが1点取って3−3のヒルヒルとなった。 ここで更にハプニングが起こった。ショットクロックの導入である。 ええ!? まだ予選一回戦なのに!? 確かに試合前に運営から説明があった。それも今まで無い程の詳しい説明が。 なべさんも相手選手も決してスロープレイではないが、朝一の試合だ、なかなか思うように球が入らないのは当然のことである。そうなると、40分を越えることも決して珍しくもないし、不思議でもない。 なのに・・・。 ちょっと厳格にルールを適用し過ぎでないかい? 壮絶な抜き合いになった。恐らく普通に撞かせたらもっと早くゲームは進んだかも知れない。傍観者の立場で勝手に感想を述べれば「お互いに時間が気になって球どころではない」ように見えた。 どちらが勝っても可笑しくない試合だった。だが、ゲームボールを沈めたのは相手選手だった。 3−4でなべさんは負けてしまった。 服による球触りでファールを取られたり、ショットクロックが適用になったり、滅多に無いハプニングが二度もあったのは可哀想な気もするが、これも経験だ。勝ちには繋がらなかったが、自分の肥やしにして、次に活かせば良い。良い経験をしたと思えば良い。それにまだ終わった訳ではない。敗者側があるのだから、次、頑張ろう。 他のマーキュリーのメンバーは、B級おさむさんが0−4のスコ負け。(どうしたんだ!?) 他会場に行っているA級は、さっちゃんは勝ち勝ち、みっつーさんは負けて試合中との情報が入った。 さっちゃん、やっぱ、すげーっ。 この時点でまだ試合をしていないマーキュリーメンバーは私だけになった。 試合、まだかな・・・。 正午を回ってやっと名前が呼ばれた。 やったーっ! やっと球が撞ける♪ キューケースを持って慌てて台に向かった。 そこには、寝癖頭のGPBAのクラブ員の方が待っていらっしゃった。 あひゃぁ。 たまたま対戦相手の球を予めじっくり見れたのはラッキーだった。 相手は上手い。球なりになったら確実に取り切るだろう。いや、少々のトラブルがあっても何とかするかも知れない。そして、既に一試合消化しているので、肩はぽかぽかだ。 それに対し、まだ試合をしていない私は冷え冷え。しかも、今までの経験上、ほぼ間違いなく、最初の一試合目は殆ど球が入らない。 ありゃー・・・。 良いとこ無しじゃん。 どうやって勝つんだ? だーっ! うわーっ! そんなこと、考えるのヤメヤメ! 気持ちで負けてどうする! 頑張るしかないだろう!! 開き直れ! 開き直りの精神で撞いたのが良かったのかどうか分からないが、相手はちょっとしたミスが重なって、なかなか取り切れない様子。 さっきの試合ではあんなにビタビタと細かいネキ出しをしていたのに、どうしたんだろう。 相手のミスに付け込むことができ、2−2と、今のところ何とか相手のワンサイドゲームにならずに済んでいる。 5ゲーム目、セーフティで相手のファールを誘い出し、フリーボールゲット。フリボからの9番コンビで3−2、リーチを掛けた。 6ゲーム目、ブレイクした後の配置が凄かった。1番インで、9番が穴前にころころと転がったが、そこへすっと2番も転がり込んできた。す、すると・・・、穴前に2−9コンビがセットされてしまった。しかも手球から2番は良く見える。何も問題は無い。ラッキー過ぎる・・・。こんなラッキーがあっても良いのか?2−9コンビで9番を入れて4−2、勝った。 これで、不戦勝と合わせて二勝となった。一回しか勝ってないけど、予選突破。 予選二試合目 4−2で勝ち 感想「ブレイク後の配置に恵まれました」 ここからはシングルだ。負けたら即終了になる。 対戦相手は青いベストの方。目が覚めるような青で、とても眩しい。 私は公式戦にマメに出ている方だと思う。だから東海地方のビリヤード場やクラブのベストは一通り見てきた筈だ。だが、この青いベストは初めて見る。新しくできた球屋さんかな。 相手は結構パッツンパッツン撞く方で、こういう選手はリズムに乗せてしまったら非常に恐ろしいタイプだとは思うが、入れもネキも思うようにならず非常に苦労している感じ。 撞く機会が多かったので助かった。 相手のミスに救われて、気が付けば4−0で勝ち。 この試合の後、表で一服していたら対戦相手とお話しする機会があったので、ベストのことを少々伺った。 尾張旭市にあるゼストというお店のベストらしい。 他にもこの青いベストを着た仲間が沢山いて、少々羨ましかった。 マーキュリーも、こんな風に大勢公式戦に出場して、皆がお揃いのベストを着たら、もっと楽しいだろうなぁ・・・。 やはり、マーキュリーの新しいベストを作るか!? 今度、さっちゃんに直談判してみよーっと。 決勝一回戦 4−0で勝ち 感想「沢山撞けたので良かったです♪」
あと一つ勝てば本戦会場行きとなる。ここまで来たんだ、何としても勝ちたい・・・。 対戦相手は愛知のビリヤード場、カサブランカのベストを着た方。 不思議なことに、自然と球が入る。イケイケモードになり、多少の難球も攻めた。前の二試合では、撞くチャンスが沢山あって、結構リズム良く球を入れることができたのが良かったのだろうか。枡割は出なかったが、ローボールから、しかも難しい取出しからの取り切りもあったので良かった。更に、相手が一回9番を抜いたので、助かった。 最後のゲームは8番から9番へのネキを完全に失敗し、9番はバンクしか入れが無い配置にしてしまう。 これをバンクで攻めず、軽く当てるだけのヘンテコセーフティ。・・・っていうか、セーフティ失敗。 何やってんだ俺は・・・。 渋いと言えば確かに少々渋い球だが、入れは十分にある。 相手はこれをサイドカット、ところが手球がゆっくりゆっくり、ころころころころとコーナーポケットへ・・・スクラッチ。 OKを貰い、4−1で勝ってしまった。 あのセーフティは無いよなー・・・。 バンクしか入れが無い配置のとき、バンク以外の選択肢を探すならば、どんな風に残せば良いのだろうか。今後の課題である。 マーキュリーに戻ったらさっちゃんに聞いてみよーっと。 決勝二回戦 4−1で勝ち 感想「ヘンテコセーフティは大失策でしたが助かりました・・・」 これで、本戦会場行き! マスターズで本戦会場行きは昨年の静岡以来、二回目。 ラッキーが多く、相当ついていたが、素直に嬉しい。 やったーっ!! (因みに、静岡の話はこちら→「随筆>とし歴>2004年春・東海クラブマスターズB級戦・初めての静岡」) 更に、おさむさんも本戦会場行きを決めた! おさむさんは予選一試合目でスコ負けを喰らうも、プレイキューを換えたところ球が入るようになったらしい。(普段から使い慣れているキューはとても大事、ということだね♪) なべさんは残念ながら敗れてしまったが、マーキュリーB級出場者3名の内2名が本戦会場行きとなった。 おおーっ! それって、凄くない!? これだけでは終わらなかった! さっちゃんからメールが来た。何と、みっつーさんが本戦会場行きを決めた! まじぇーっ!? すげーよ、すげーよ!! さっちゃんはどうやら、本戦会場行きを賭けた試合で負けたらしい。うーん、残念! ・・・それにしても、さっちゃんからのメールの文章が気になる。 一番負けたくない相手に負けました、と書いてある。 はて? 誰に負けたんだろう??? 日曜日とは言え、日進市から名古屋市へ向かう道は混んでいた。 途中でおさむさんの車と違う道を走ったり、道を一瞬間違えたり(直ぐ気付き、ターンして事無きを得た)が、午後5時頃に無事にマーシーに到着。 運営席へ行き「予選会場ショットガン、B級のとしお@肩腰ビリ(←実際は本名)です」と名乗り、くじを引いた。 何と、当たりを引いた・・・。決勝三回戦は不戦勝。これでベスト16が確定した。
運営の方に確認したところ、少なくとも一時間は試合待ちになるとのこと。試合待ちが辛いこともあるが、この試合待ちは嬉しかった。 早速、近くのミニストップまでテクテク歩いて行った。実はお腹が空いて空いて、お腹と背中がくっ付きそうで、辛かった。おにぎり一個とペットボトルのお茶を買った。本当はもっと沢山食べたかったが、頭に血が行かなくなると困ると思い、控えめにした。 コンビニ内のテーブルで食べた。自分でも吃驚したが、貪るように一気に喰ってしまった。思っている以上に腹が減っていたらしい。 マーシーに戻り、マーキュリーA級組(さっちゃん、みっつーさん)と合流。ここで出る話題は当然お互いの今日の試合のこと。 ここで驚愕の事実が発覚。何と、さっちゃんのメールにあった「一番負けたくない相手」とは、みっつーさんのことだったのだぁ!!上に上がれば上がるほど潰し合いをする可能性が高くなるのは免れないことだとは重々承知しているが、それにしても何と言う巡り合わせ・・・。と、同時にさっちゃんのメールの真意も理解。なるほど。確かに負けたくない相手だ。 ここでマーキュリー軍団の現在の戦績をおさらい。 マーキュリーからの出場者は5名。(A級2名、B級3名。) 予選突破者は4名。(A級2名、B級2名。) 本戦会場行きは3名。(A級1名、B級2名。) おおおー。 これって、凄くない? おさむさんとみっつーさんの試合を観戦。 おさむさんは残念ながら負けてしまった。おさむさんは17位タイ。うー・・・ん、残念っ!!お疲れ様! みっつーさんは、ポイント的に優位に立っている。 ここで名前が呼ばれた。時刻は午後7時半頃。 いよいよ試合だーっ。うひーっ! 台は、運営用にビリヤード台が1台テーブル代わりに使われていて、そのすぐ隣の台。観客がいるところの直ぐ近くだ。 相手はHARC(東愛知ローテーションクラブ)のベストを着た方。丸刈り頭が爽やかだが、どうも無愛想。「お願いします」と挨拶をしたところ、反応無し。(私が聞こえなかっただけかも知れないが、試合の前は気持ち良く、相手にちゃんと聞こえるぐらいの挨拶ぐらいして欲しい。お蔭で「こいつには負けねーっ」と独りで勝手に燃えることができた。) ここまで来ると、相手も相当上手い。相手に枡割されそうになったこともあった。このときは相手がばっちりネキ出しした9番を突然抜いたので助かった・・・。(つくづく太い。) そんなラッキーもあって、3−1と先にリーチを掛けることができた。 5ゲーム目。 相手のペースだったが、相手が8番でミス。スクラッチするかと思ったが穴前コテコテで手球が停止した。8番は手球から遠く、直接入れるならば8番からポケットも遠い。振りも難しい。非常に渋い配置だ・・・が、撞けるだけラッキーだ。 ![]() 図1.渋い配置ドウスル!? 普段ならばなるべく入れとセーフティを天秤に掛けるようにしている。直接入れがあったとしても、セーフティの方がより確実にゲームを進めることができると思えば、セーフティをすることに何ら躊躇いは無い。 だが、思い返せばこのときは全くセーフティのことは頭に無かった。入れに行って入れられる球だと思った。自信があった。 実は全く同じ配置を練習したことがあった。5回連続で入れたことがある。だから、自信があった。 手球はバタバタで長長間を一往復させたかったので、少々強めに撞いた。 8番はイメージ通りに入ってくれた。このとき観客から「おお」というどよめきに近い歓声が聞こえた。手球もイメージ通りのところに停止してくれた。 「ナイショッ」という声も聞こえた。 ![]() 図2.乾坤一擲のショット(自分で言うのも何だが、よー入った) ・・・凄く気持ち良かった。 あの8番を入れたのだから、この9番は飛ばす訳にはいかない。自分自身のナイスショットで、自分自身にプレッシャーが掛かってしまった。 時間を掛け、9番を慎重に狙い、何度も9番がコーナーポケットに入っていく映像をイメージしながら、慎重に撞いた。 結果、ちょっとチビったショットになってしまったが、手球は狙った厚みに向かって寸分違わず進んで行ってくれた。そして9番はゆっくりとポケットに消えた。 相手は9番がポケットに入ったことを見届け、手にキューを持ち、さっさと席を立ちながら私に向かって会釈をしたが、私はショットした場所から動くことができなかった。何故なら、手球がまだ停止していない・・・。 チビった撞き方をしたものだから、手球が9番に届く頃には手球は勢い良く前進回転をしていた。厚みは合っていたので9番はポケットに入ったが、手球はそのままたらたらたらたらと転がり続け、あろうことか、サイドポケットに向かっている。 「頼む!角ってくれ!!」と念じたが・・・角と角の間の絶妙なところを通り抜け・・・そして・・・ポケットに消えた。 ![]() 図3.絶妙なスクラッチ(ありがちと言えばありがち) 私はOKを出して、手際良くラックを立てた。 3−2となった。 自分のミスによって相手に点を与えてしまったが、それでも私は負ける気がしなかった。不思議なぐらい自信に満ちていた。 「相手はさっき席から立ち上がって時点でもう試合に負けている。相手にもうモチベーションは残っていない。自分次第でどうにでもなる。だから・・・この試合は絶対に勝てる!」 そんな風に思っていた。 6ゲーム目。 9番に辿り着いたのは相手だった。 ネキもばっちり、抜くような球ではなかった。(と思う。) ところが、相手はこの9番を抜いてしまった。9番はコテコテで穴前に停止した。 しかし、手球が遠い。手球が9番に当たりさえすれば必ず9番はポケットに入るが、薄過ぎたり厚すぎたりすると、色んなスクラッチが考えられる。前クッションから狙った場合は、スクラッチは無いかも知れないが、手球が9番に当たらずファールになるかも知れない。 そんなことを考えながら武吉を握り締めて席を立ったら・・・相手はキュー先で9番をポケットに入れてしまった。 ・・・OKの意である。 どうも、有難うございました!(正直、あの球でOKが出たのはラッキー・・・。) 決勝三回戦 4−2で勝ち 感想「ギャラリーが多い中での試合は楽しいッス!」 対戦相手はお初にお目にかかる人。だが珍しい苗字。どこかで聞いたことがある苗字・・・。多分、有名な人のような気がする・・・。 台は、試合中のみっつーさんの隣の台、お店の一番奥の台になった。さっきの試合と正反対で、ここにはギャラリーは誰も居ない。 みっつーさんは俺の顔を見るなり、握り拳を作ってくれた。 知り合いからの応援は本当に嬉しい・・・。 うん、頑張るよ。 絶対に頑張るよ。 私も握り拳を作った。 1ゲーム目。 バンキングで負けたので相手がブレイク。そして枡割。 0−1。 今度の対戦相手は、さっきの対戦相手とキャラが180度違う。感情の起伏を素直に表情に出すタイプの選手だ。ナイスショットならば「良し良し」と言うような顔をするし、ミスすれば「あちゃー」みたいな顔をする。 試合では無表情だったり、怒りまくっていたりする選手が多いが、このようなタイプの選手は非常に好感が持てるし、非常にやり易い。 何故なら、私と同じタイプだから。 2ゲーム目。 連枡を覚悟したが、ハイボールで順番が回ってきた。絶好のチャンス。 隣の台のプレーヤーが撞き終わるのを待った。 みっつーさんの対戦相手が非常に渋い球を狙っていた。入れに行くのならば、極薄カットか、引っ掛けか、縦バンクか。 これを物凄いハードショットで撞いた! ばごーん! 縦バンクだ。 先球は物凄い勢いでポケットに入った。 なんちゅー人だ。 あかん、あかん、今、そんな球を見たら変になりそうだ。 なるべく、みっつさーんの試合は見ないようにしよう。 さて、絶好のチャンスだったが、いきなり飛ばしてしまう。 私も「あちゃー」という顔をしたが、対戦相手も「あちゃー」という顔だった。 相手が残りを取り切った。 0−2。 相手は本当に上手い。普通にA級でも通用するのではないかと思えるほど上手い。 きっと、公式B級戦の優勝者はこのぐらいのレベルの人なんだろうな・・・。 球をごとごとと台上に上げ、ラックを立てる。 この試合に勝てばベスト4に入る。非常に大事な試合なのだが、不思議なことにプレッシャーは無かった。いつもと同じ感じで、いつもよりもより集中して撞けているような感じ。対戦相手が醸し出す心地良い雰囲気もあるかもしれないが、考えるべきことを考え、選択すべき選択をし、選択を実現するために全力で撞けているような気がする。 ただ、普段でもミスしそうなところでミスしてしまう。 勝てそうな気はするのだが・・・このままでは勝てない。 何かもう一つ、何かもう一つ、きっかけが欲しい・・・。 菱形の的球を見つめてながら自問自答した。 まだ頑張れるか? まだ頑張れるか? まだ頑張れるか? ・・・頑張れる。 よし! すっと台から離れ、椅子に座って、いつものように武吉を握り締めた。 3ゲーム目。 4先の試合で2点のビハインドは痛い。だがひっくり返せない点ではないし、絶対にひっくり返せるという自信もあった。 絶対に勝つ・・・。 相手ブレイクで的球が一つイン。取り出しの1番は良い形だったが2番へのネキをミス。見た感じでは、簡単に撞き過ぎてしまったことによるミスっぽい。相手も相当悔しそう。 2番の入れは全く問題無いが、3番へネキがでるか全く分からない。邪魔球にキスするかもしれないし、キスしないかも知れない。 相手は2番をハードショット気味に入れた。どうやら、邪魔球に当たっても良いから、強引に手球を3番に近付けようという作戦。 手球は邪魔球に当たり、その球が9番に当たり、9番がポケットイン。 ぎゃあ。 0−3、相手がリーチ。 この局面・・・気合を注入し直した直後のフロックナインは・・・痛過ぎる・・・。 痛い、痛い・・・。 痛い・・・。 気持ちが手折られそうだよ・・・。 ラックを立てる。 まだ頑張れるか? まだ頑張れるか? まだ頑張れるか? ・・・自分の問いに即答できなかった・・・。 ・・・頑張ってみる。 目を閉じて、その瞼にぎゅーっと力を入れて、何とか答えた・・・。 4ゲーム目。 相手のブレイクはノーイン。 武吉と一緒に立ち上がった。 武吉、一緒に頑張ろうな・・・。 1番でセーフティ。 相手は1番に当ててセーフを取ったがインならず。 私、1番イン。 相手は上手い。ミスの数が自分とは比べ物にならないぐらい少ないし、多少のネキミスでもしっかりとリカバリーしてくる。 もし、今ここで抜いたら、取り切られるんだろうなぁ・・・。 抜いたら、終わりだろうな。 ・・・俺もノーミスで行こう。 2番、3番、4番、淡々と入れた。 5番、6番、ミスしそうな配置もあったが、ちょっと時間を掛けて丁寧に撞けた。 7番、8番、ここまできたらもうミスは致命的。かと言って、ミスを恐れていてはキューが出なくなる。しっかりキューを出すつもりで撞いた。 9番、簡単な配置だったが、油断することなく撞けた。 1−3、やっと1点・・・。 反撃開始。 ブレイクで2個入って、何とかして枡割たい配置。 特に問題の無さそうな配置だったが、残り4球、6番を悪い体勢で強引に撞いたのがいけなかった。7番の振りが中途半端に薄くなった。 7番から8番のネキが難しくなってしまったが、強めに弾かせるように撞いて、長長短のバタバタのネキをイメージ。 強めのショットなので、入れが寒くなるし、その上、第一クッションから第二クッションへのラインに乗せれるかどうかがポイントになる。 これが、自分でも言うのも何だが、7番もちゃんと入ったし、手球のコースも完璧にイメージ通り。 手球が止まるか止まらないかぐらいのところで、嫌ぁ〜な気持ちになった。 手球に駆け寄り、手球から8番を覗いてみたら・・・やった・・・。やっちまった・・・。考えていなかった・・・。 7番から8番へのネキばかり考えていて、8番から9番へどう出すか、考えていなかった。 非常に厚い球だ。押しても引いても弾いても、9番に出せるとは思うが、どれを選択しても非常に難しい・・・。 ![]() 図4.7番の入れと8番へのネキ(ナイスなバタバタだと思ったのだが) ノータイムで順下のネキをイメージした。 次に問題なのは8番の入れだが、幸い、手球と8番、8番とポケットの距離は近い。 手球が向かうコースをいつもよりしっかりイメージした。 あとは、ちょっと強めに、できれば切れのある引きと捻りを手球に乗せながら撞くだけ・・・。 構えてみて、何度か振ってみたら「これはイケル」と思った。 しっかり下を撞いて、手球を手前長クッションに入れた。 それと同時に、体を回転させて、手に持っている武吉を左から右へと払った! 行けーっ! 手球は、捻りの回転で、ぴょーん・・・とクッションから離れた。 球の勢いは、強過ぎず、弱過ぎず、手球の捻り加減も良い感じ。 3クッション目で手球の勢いが死んだ。 イメージぴったんこ・・・。 小さくガッツポーズをした。 ![]() 図5.8番の入れと9番へのネキ (手前長クッションから手球が加速するように捻りでぴょーんと伸びて行ったのは気持ち良かった♪) 最後の9番は、土手撞きの振り無し真っ直ぐになったが、不思議と嫌な気持ちにはならなかった。寧ろ、この球なら入れられると自信を持って撞けた。 しっかりと上を殺すように撞き、9番を入れた。 2−3、2点目ゲット。 公式戦での枡割は初めてなので嬉しい・・・。 ![]() 図6.9番の入れ(上撞点をゴンと撞いて手球を走らせないように・・・) 序盤で抜いた球が渋球になるものの、相手がそれをこなしてしまう。 だが、少々難しい配置だったので相手のミスを期待していたら、その配置の手前でミス。チャンスを貰った。 ![]() 図7.入れが無い訳では無いが入れもネキも難しい・・・ 6番、攻めるか守るか、攻めるならば色んな入れが考えられるが、どれも難しい。セーフティならば、下を撞くだけで隠れてくれそうだ。見えたとしても相当渋い配置が残る。 短時間でセーフティと決断した。 厚みは全厚、撞点は真下、手球を長クッションにタッチさせるように止めれば良い・・・。 手球の動きに意識を集中した。 真下の撞点をゆっくり撞いた。 手球は優しく先球に当たり、そこから手球がゆっくりと戻ってきた。 よし、良い感じ! ところが、何と言うことだろうか。 全く想像していなかったことが起きてしまった。 6番は7番に真っ直ぐ当たり、6番が停止、7番は別の場所に移動・・・。 その結果、6番を入れるのも、7番に出すのも、特に問題の無い配置になってしまった・・・。 あっっっちゃーーーーっ!! 相手も「あっっっちゃーーーーっ!」みたいな顔をしていた。 ![]() 図8.手球のコントロールのみでセーフティになると思ったが・・・ ![]() 図9.こんな配置になってしまった・・・ この配置で相手のミスを期待するならば最初の6番だが、問題なくこれを入れ、後は普通に、とても自然に、取り切った。 2−4、負けた。 有難うございました! 私は5位タイに終わった。 隣で撞いていたみっつーさんも、あの物凄い縦バンクの人にやられ、5位タイ。 同じ5位タイだが、みっつーさんはA級の5位タイである。A級歴1年そこそこなのに素晴らしい成績だ。 これでマーキュリー全員の試合が終わったが、私とみっつーさんにはまだやらねばならぬことがあった。 それは、敗者審判である。 みっつーさんはL級の試合の審判を、私はB級の準決勝の審判をやることになった。(みっつーさん、いいな・・・。) 決勝四回戦 2−4で勝ち 感想「負けましたが、自分なりに考えられる最善の手でしたので悔いは無いッス」 最後まで残ることはできなかった。 準々決勝で負けてしまった。 球が入らなかったり、ミスしなくても良いようなところでミスしたり、決して褒められるような内容ではなかった(と思う)。 それでも、5位タイになったことは嬉しかった。 また、月一ペースでしか枡割を出せない私が、公式戦で生まれて初めて枡割を出したことも嬉しかった。 そして、一番嬉しかったのは、この試合で一番最後に取ったポイントが枡割だという事実。 最後までちゃんと頑張り続けたような気がする。 最後までちゃんと頑張り続けられたような気がする。 私にしては珍しく、試合後に爽快感、満足感を感じることができた・・・。 ところがところが。 東海クラブマスターズが終わってから数日間、思い出すのは5位タイになった喜びよりも、抜いた球、ミスした球ばかり。 あのときは、自分なりに最高に頑張れたような気がしていたが、違った。良く良く考えてみたら、つまらないミス、多過ぎ。ところどころで何度も油断し、ミスを犯していた。 あのとき、あーしていれば・・・。 このとき、こーしていれば・・・。 うがーっ!!! ミスの代表と言えば先球を抜くことだと思う。 入れに行った球を抜くことはミスだと思う。 ただ、狙い倒して抜いた球は後悔は無い。 また、入れが相当寒くなると分かっていつつ、厳しい撞点を撞いて抜いた球も、後悔は無い。 例え、どそっぽに外したとしても、ミスキューしたとしても。 悪いのは、出来た球を抜くこと。 これがイカン。 後悔・・・。 イージーを抜く原因で、良く言われるのが「油断した」というもの。 それでは何故、油断したのか、考えてみると、色んな原因があると思う。 例えば、自信過剰や慢心からくる油断。 「さくっと入れて周りの奴らに俺がデキルことを見せてやるぜー、へっへー」みたいなことを、ちらっとでも考えたとしたら、これだろう。 また、他のこと(多くはネキ)に気をとられての油断。 「取り切れる配置だから、手球のコントロールに気をつけて確実に取り切ろう」みたいなことを考えたときに起き易い。 もう一つ、単純な確認不足。 例えば、殆ど落ちかけの穴前の球を前クッションから入れに行って、かすりもせずにファール、そして「ええ!?ウソ!?」みたいな経験は誰にでもある筈だ。 これはもっと、先球とクッションの浮き具合とか、先球がポケットにどれだけ深く入り込んでいるかを確認し、狙うべきクッションの位置をできる限り正確にイメージすれば防げる筈である。 ただ、これらの原因全てが「完全悪」という訳でもなく、良い面もあったりする。 例えば1番目の原因だと、戦術として相手にプレッシャーを与えるために多少の難球でもさくっと撞きたいときもあるだろうし、2番目の原因は、入れよりもネキに意識を持っていくこと自体はそんなに悪いことではないかと思う。(ただ、その配分に失敗した・・・みたいな。)3番目は、入れが簡単過ぎる場合に起き易いと思うが、球の動き(厚みやコースだけでなく、球のそのときそのときの回転も)をもっともっと高い精度でイメージできるようになれば発生頻度は下がると思う。 今回の場合、2番目のパターンが多かったように思う。 自分としては頑張っているつもりなのだが、ネキをイメージするが余り、入れへの意識が疎かになる・・・みたいな。 「もっとちゃんと入れることを考えて撞かなー」みたいな抜きが何度もあった。 私はポケットをやっているんだ・・・。 ポケットを忘れるようでは、勝ちは無い・・・。 手球のコントロールも重要だが、決してポケットすることを忘れぬよう・・・忘れぬよう・・・。 |
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| ◇ 結果 ◇ | ||||||||||||||||
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