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◆ アマナインと球聖位戦 ◆
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公園の向かいのビリヤード場
今にも降り出しそうな曇り空の下、助手席には睡眠時間3時間のマーキュリー店員さっちゃんがちょこんと座っている。
さっちゃんと他愛も無い話をしながらハンドルを握る俺。
「そうそう、ここもトヨタの工場だよ。」
そんな話をしながら名古屋市の試合会場へと向かった。
このときは、まさかこれから、自分のビリヤード観がひっくり返るような体験をするとは全く思わなかった。
今日、私たちが出場したのはアマナイン(全日本アマチュアナインボール選手権大会愛知予選)、私がB級戦にエントリーし、さっちゃんと、現地集合のみっつーさんがA級戦にエントリーした。
A級戦の会場である春U(はるつー、「春岡クラブ2」の略)に到着。
・・・かなり早く着き過ぎてしまったらしい。
誰も居ない。
うーん、どうしよう。
ここにさっちゃん一人残して行ってしまうのも可哀想な気もするし・・・。
ごちゃごちゃ考えても仕方が無い。
兎に角さっちゃんを車から降ろした。
そして、ドアを閉めさせ、退屈ならば向かいの公園に砂場や鉄棒があるよ♪という無責任極まりないアドバイスを残し、アクセルを踏みハンドルを切った。
私はB級戦の会場であるヴィールスへと行かねばならぬのだ!
ルームミラーに、重そうにキューケースを担ぎ、肩を落としながら砂場へと向かうさっちゃんの後姿が映った。
そのあと、さっちゃんが本当に砂場で時間を潰したのか、知る者はいない。
だから想像してみた。
砂場でトンネルを掘るさっちゃんの姿を。
そこに向かってストロークの練習をしてみたりして。
・・・ちょっと怖い・・・。
そんなしょーもないことを考えている間にヴィールスに到着した。
ナインボールのルールは難しい
ヴィールスには何と、ヴィールス元店員のよっしーさんの姿が!
よっしーさん、お久し振りでーす♪
どうやら、運営はよっしーさんらしい。
そこで突然だが、以前から疑問に思っていたナインボールのルールについて尋ねてみた。
1.相手選手がブレイクショットによりラックが全く壊れなかった場合、フリーボールからセーフティをしても良いのか?
2.プレーしている選手も、審判である相手選手も、セーフかファールかの判定が全く分からない場合、どうするのか?
1については、「良い」とのこと。
以前は、再び枡立てしてブレイクショットにより再開、という文言があったため「ダメ」だったらしいが、現在は「良い」とのこと。
2については、審判である相手選手が判断するべきなのだが、話し合って決めて貰っても構わないとのこと。
「実際にそんなことが起こったら、多くの選手はセーフにするんじゃない?」という意見もあった。
うむ、確かに。
ビリヤードのルールも、明確な証拠が無ければ罰することはできない現在の日本の法制度に倣うのが無難だということであろう。
運営のよっしーさん、議論に参加してくださった野菜さんやもぐらさん、どうも有難うございました♪
時間になり、運営のよっしーさんからの注意事項などの説明があった。
今回のB級戦の出場者は41名、この中から愛知代表を4名選ぶ。
ということは、確率は約10分の1!
これは、かなり甘い。
正に、アマナイン!
この私でも、ひょっとすればひょっとすると愛知代表になれるかもかもかもかも・・・。
アマナインは甘くなかった
そして私は、負け不戦勝負けで即行で消えた。
あっふ〜ん・・・。
偶然にも一週間前のマーキュリー季節杯と全く同じ結果となった。
不戦勝というところまで同じ・・・。
敗因は、コンディションの違いに合わせられなかった自分のショボい適応力だろうか。
球が前クッションを舐めてのカタカタが多かったこと、多かったこと。
相手に楽をさせては勝てる訳がありませぬ。
というか、私の相手はお二方とも非常に上手かった。
トータルの技術レベルもまだまだ足りませぬ。
運営をされている元ヴィールス店員よっしーさんの席の横にちょこんと座り、ミスしたあんな球やこんな球を思い出す度に、あっふ〜んと打ちひしがれていると、私の携帯がプルプル震えた。
ぬ!?
A級戦に出場しているマーキュリー店員さっちゃんからだ・・・。
ひょっとしたら、半ば強引に車から降ろして放置したことを恨んでいるのだろうか。
それとも、砂場に見事なシンデレラ城を造ったから見に来い、という電話だろうか。
どちらかと言えば前者の方がマシ、と思いながら、ドキドキしながら通話ボタンを押した。
なんと!
さっちゃんは予選落ちしてしまったらしい・・・。
そうか。
残念やったね。
お疲れ様。
そしてなんと!!
マーキュリーからエントリーしたもう一人のA級、みっつーさんが予選を突破して決勝一回戦を戦っているらしい!
A級になってまだ半年ぐらいなのに、A級しか出場しないA級戦で予選を突破したなんて、凄い!
みっつーさん、やはり貴方は只者ではない。
そんな訳で、みっつーさんの戦いぶりを見に行くべく、A級戦の試合会場である名古屋市の春Uにいそいそと戻った。
みっつーさん、やりますな
朝から降り出しそうな空模様だったが、遂にじゃーじゃー降ってきた。
春Uのドアをそーっと開けると、・・・ん?
思ったより閑散としていた。
ここの会場はA級だけでなく、L級の試合も兼ねているのに・・・。
試合進行が早かったのだろうか、それとも、今日行われているビッグイベントに皆さん、移動してしまわれたのだろうか。
あ、さっちゃん♪
どもども。
一瞬、砂場で遊んだのかと訊こうとと思ったが、その言葉が喉元まで出掛かったところでぐっと堪えた。
さっちゃんに「イエス」と答えられても、俺、困るし。
このことは訊かないでおこう。
みっつーさんは入り口一番近くの台の斜め隣の台で試合中だ。
多分、決勝1回戦かな?
ヴィールスからここまで来る移動時間を考えると、試合も終盤の筈なのだが。
スコアを知りたかったのだが、手前の台でも試合が行われていたので、この間を抜けてあそこまで行くのは気が引ける。
みっつーさんに念を送ってみた。
(こっち向けこっち向けこっち向けこっち向け)
あ、向いた♪
手振り身振りでスコアを聞いたところ、4−3でリードしているとこのこと。
え!?
ちゅうことは、A級は5先だから、あと1点で勝ちじゃん!!
がんびゃれぇ〜、みっつーっ!!
さっちゃんと二人でみっつーさんの試合をじーっと見守った。
非常にハイレベルな戦いで、如何にもA級同士の戦いっ!・・・って感じだ。
しかし残念ながら、僅かにみっつーさんがツイていなかったのか、相手選手に2点連取されてしまい、みっつーさんは負けてしまった・・・。
みっつーさん、決一敗退。
惜しかった。
お疲れ様。
ここで3人で井戸端会議。
お昼を取ろうかどうしようか迷ったが、気になる気持ちを抑えられず、取り敢えず私たちもビッグイベントの会場に向かうことに。
そのビッグイベントとは、球聖位戦!
そそくさと春Uを後にし、車を5分ぐらい走らせて会場のマーシーに到着。
駐車場は既に満車を超えていた。
折り重なるように車が停められており、入り口から少し離れているだけでもはや絶対脱出不能。
この会場の中で戦っているのはたったの2人なのに、その2人の戦いを観にこれだけの車が・・・。
マーシーを通り過ぎ、無難そうなところに路駐して、雨の中をダッシュでマーシーへ向かった。
入り口のドアに手を掛け、喉をごくりと鳴らしながら中に入ってみると・・・。
おお〜。
おおおお?
ええ!?
なんじゃこりゃ。

写真1・球聖位戦会場マーシー入り口
右下に傘が写っているが、この日は雨だった。
余談であるが、綴りがマーキュリー(Mercury)と似ているため、マーキュリーのベストを着て公式戦に出場すると「マーシーの方ですか?」と良く間違われた。マーキュリー開店間も無い頃の話である。
脅威の球聖位
店内に大勢に人が詰め込まれている!
駐車場の車の台数、停め方を考えれば相当の人数が店内に居ることは想像できたが、これほど大勢居るとは!
去年末の東海オープンに出場したとき、私の予選会場はここだったが、そのときよりも断然多い。
しかも、東海オープンのときは店内にいたのは殆どが選手だったのに対して、今、店内にいる選手は二人だけ、なのにである。
ここには、たった二人の選手、あとは、運営、店員、報道、そして観客、観客、観客、大勢の観客!
試合の様子を見たくても、人垣に阻まれて、台の部分部分しか見えない。
うーむ・・・、どうしようかな・・・と思っていた、そのとき!
大歓声が!!
耳をつんざくような歓声に驚き、一瞬身を竦めてしまった。
試合が終わり、勝者が決まったのかと思った。
と思い、台を見ると・・・あれ?
両選手とも、まだまだ試合中の様子。
あれれれ・・・???
ビリヤードの試合会場の雰囲気というのは他のメジャースポーツ、例えば、野球やサッカーやテニスのような球技、相撲や柔道のような格闘技、マラソンなどの陸上競技などと比較すると少々異質であると思う。
選手も観客も殆ど何も話さず、声を発さず、沈黙を守っているのが普通だ。
選手は試合に集中するために殆ど口を開くことは無いし、観客はプレーの妨害にならぬよう、選手の気を乱さぬよう、やはり沈黙を守っている。
ナイスショットには歓声が沸き、拍手が起こることもあるし、痛恨のミスショットには唸り声が漏れることもあるが、そのようなことは少ない。
試合中の殆どの時間は静寂に包まれ、まるで図書館か美術館にいるかのようである。
これは、ビリヤードという競技の性質からくるものなのであろう。
ビリヤードというのは、キャロムやスヌーカーも含めて、例外なく、試合中の時間の大部分が「止まっている」。
選手同士が技を掛け合ったり、或いは体躯を駆使してタイムを競い合ったり、または、動いているボールを追い掛けて捕球したり打ち返すような、「常に動いている」スポーツではない。
どちらかと言えば、囲碁や将棋の対局、百人一首の大会の雰囲気に近い。
このような特性があるため、ビリヤードの試合では、応援する者も、選手にエールを送る訳でもなく、ただ黙って試合を見ているのだ。
どんなに選手を応援したい気持ちが強くても「○○さん頑張れーっ!」などと声を掛けるのはタブーで、じーっと念じるしかないのだ。
ビリヤードの試合は、そういう雰囲気の中、行なわれるものなのだ。
・・・と、私は思っていた。
しかし、ここは違った。
全く違った。
こんなビリヤードの試合があるとは、思わなかった!
夢にも思わなかった!!
私の持っていたビリヤードの試合に対するイメージが木っ端微塵に吹っ飛んだ!
選手の1ショット、1ショットにエールが飛ぶ!
「ナイショーッ!」
そして、拍手!
ばちばちばちばち〜。
先球を入れて、程好いところに手球が止まれば、歓声と拍手!
更に!
少々難しいカットやバンクなど決まれば、音量二倍!!
更に!!
誰の目にも明らかなほど難しいショットが決まろうものならば、音量十倍!!!
爆音に近い歓声と拍手に包まれる!
・・・す、すげぇ・・・。
こんな雰囲気の中で行なわれるビリヤードの試合があるとは。
ショックである。
カルチャーショック。
だが・・・正直言って、ちょっと引いた。
横断幕
試合会場の壁に目を向けると、巨大な横断幕が掲げられていた。
そこには肩書きと選手名と、そして、応援の言葉が入っていた。

写真2・西日本代表・楯選手の横断幕
店内は少々暗く、フラッシュも何も使用しなかったため、画質悪し。補正してみたが、これが限界。実物はもっと綺麗だ。
西日本代表の楯選手の横断幕は、カッコイイ!
中央に強く光り輝く星が配されており、生命の誕生すら想像させるような壮大な背景が素敵である。
コピーも非常にユニークで、ただユニークなだけではなくユーモアさえ感じさせるセンスは素晴らしい。
もし「楯進」ではなく、自分の名前が入っていたら・・・と、想像してみた。
うーむ・・・。
相当こっ恥ずかしいかも・・・。

写真3・東日本代表・榎純久選手の横断幕
それに対し、東日本代表の榎本選手の横断幕は渋い!
楯選手のものと比べると地味のような感じがしなくもない。
文字の大きさも単調であるし、文字色も単色でメリハリが少ない。
しかし、それでも、綺麗に纏まっており、完成度は高い。
背景の日本的な風景写真と自己主張の弱い文字が合い、全体として上品な感じがする。
ただ、敢えて難を言わせて貰えば、既に肩書きが「新球聖位」となっていたのは少々時期尚早ではないかと・・・。
楯選手にはちゃんと「西日本代表」って書いてあるのに・・・。
あっ。
いいとこ発見♪
入り口側はこんなに人が多いのに、反対側のお店の奥は割りと空いているじゃありませんか〜♪
あそこなら、ゆっくりと試合を観戦できそう。
群集の間を縫うように移動した。
意外な人との再会
身を屈めて、右手で手刀を小刻みに切りながら、迷惑にならぬよう注意深く人ごみの中を移動した。
ごめんなすって、ごめんなすって。
良くある話だが、ビリヤードの試合会場に来ると、名前は知らなくとも、お互い話したことがなくとも、どっかで見たことのある人が多い。
ビリヤードの世界は非常に狭いので、まあ、良くあることだ。
ところが、とある人の前を横切って、暫く進んで行ったあとで、あれ?と思った。
えーーーと、誰だたっけ・・・。
振り返り、じーっと顔を見た。
あーーーっ!!!
東京で仕事をしていて、帰省の際にはいつもマーキュリーに来てくださっている、マーキュリーの準常連(?)、マーキュリーのレアキャラ、Sさんじゃないッスか!
Sさんとはマーキュリー以外のところで会うのは初めてだったので、余計に驚いた。
「何で、こんなところに居るんスか!?」
大声が出そうなのを、ぐっと堪えて、小声でSさんに話掛けた。
何でも、榎本選手とは知り合いで、東京では良く撞いて貰っているらしい。
それで、今日は東京からこの試合の応援ためだけに、ここに来たとのこと。
えーっ!?
応援するためだけに、ここまで来たんスか!?
東京から!!??
マジっすか・・・。
行動力が違う・・・。
応援する気持ちが違う・・・。
これだけの大声援、拍手の嵐、その秘密が少しだけ分かったような気がした。
もう一つ、Sさんに訊いた。
「東京から応援に来た方はどのぐらい居るんスか?」
「この辺、皆、そうだよ。」
そう言いながら、Sさんは円を描くようにして、指を回した。
ええーっ!!??
二十人?
いや、もっと居るかも知れない。
榎本選手の試合を観るために、榎本選手の応援をするために、これだけの人数が東京から・・・。
呆然とした。
・・・あれ?
「ということは、ひょっとしたら、ここは東京組の応援席ですか?」
「そうだよ。」
「ありゃ、失礼しました〜。」
私は再び、手刀を切りながら、そそくさと今来た道を戻った。
こんな中で戦えるか!?
観戦している人たちも、ずーっと一箇所に留まっているわけではなく、トイレに行ったり、喫煙のために表に出たり、観る場所を変えたりと、ほんの少しではあるが人の流れがある。
暫くしてラッキーなことに、台が良く見える場所を陣取ることができた。
最初は戸惑った大歓声や拍手にも慣れてきたので、私もエールを送りながら、拍手をしながら、じっくりと球を見た。

写真4・榎本選手のプレー風景その1
伸ばし切った左腕とオープンブリッジが印象的。
榎本選手のプレーは、じっくりねっちり、石橋を叩いて渡る、そんな感じがした。
既に球なりに思えるような配置でも、直ぐに撞くことは無かった。
初めて撞く店、初めて撞く台、そして球聖位戦という大舞台であることを考えると、それも当然なのだろう。
どんなに良さそうな配置でも、私のようなヘタレには気付かない罠を見据えているのかも知れない。
時間を掛け、じっくりねっちりと非常に堅実な球を撞いていた。
・・・にしても遅い・・・。
・・・幾ら何でも慎重過ぎやしないか?
でも、まあ、これほどの大声援の中だ、この雰囲気の中でいつもと同じように撞けるもんじゃない。
それに、大応援団が付いていることは非常に心強いことだとは思うが、同時にそれがプレッシャーになっているのかも知れない。
声援や応援は、期待の現われだた、その期待が重圧にも成り得る。
ちゃんと撞いて、ちゃんと入って、ちゃんと出たら大歓声だが、イージーを抜いたら、暴動が起きるかも知れない・・・ひょっとしたら。
もし、それが雌雄を分かつヒルヒルのヒルヒルのゲームボールならば、タコ殴りに遭うかも知れない・・・もしかしたら。
なーんてことは勿論ある訳が無いが、だが、このような雰囲気の中で試合をするプレーヤーがそのようなことを考えたとしても、何ら不思議ではない。
テンポだって、やはりどうしても、石橋を叩いて渡るような堅実な感じになってしまうのだろう。
ふと、思った。
・・・もし、自分ならば、こんな雰囲気の中で、これほどの熱い応援の中で、冷静に球が撞けるだろうか・・・。
答えは簡単だった。
容易に想像できた。
まともな球など撞けないだろう。
萎縮して金玉が縮み上がり、撞くという動作以前に、歩くことさえ、いや、息をすることすらも儘ならなくなるかも知れない。
耳を真っ赤にしながらキューを握り締めて右往左往している自分を想像した。
それを考えると・・・この大声援の中で戦っている二人は・・・凄い!
自分のできることを最大限に発揮するために、精一杯戦っている。
辛いことがあると、直ぐに逃げ出したくなるような俺とは、違う。
全然違う。
本当に、凄いと思う。
再び大声援が沸き起こった。
私も惜しみなく手を叩いた。

写真5・榎本選手のプレー風景その2
少々撞き辛いところに出てしまったが、このあと9番をきっちり入れた。
写真はテイクバックの頂点の瞬間付近。
柔らかなグリップである。
トップアマ楯選手
楯選手は、愛知で撞く者ならば誰もが知っているであろう。
愛知では非常に有名なトップアマの一人であり、ビリヤード場「カサブランカ」の店主であり、ビリヤードに対する姿勢は、驚くべきものがある。
その中でも私が最も驚いたのは、病に倒れ、一時は生命の危うい状態まで陥ったが、ビリヤードをしていたら治ったという逸話。
この方は、只者ではない。
因みに、後日発売されたビリヤード誌に同じことが書いてあり、その逸話を今まで疑っていた訳ではないが、誌面の活字になったことによって改めて衝撃を受けた。

写真6・楯選手のプレー風景
楯選手の写真も相当の枚数撮影したのだが、見るに耐えるのはこの一枚だけ。大変申し訳ない。
余談であるが、ゲームボールを落とした榎本選手が派手なガッツポーズを決めるが、その写真もとてもじゃないが紹介できない。重ね重ね申し訳ない。
有名なアマチュアを何人も破って球聖位戦の西日本代表になっただけでも、それはそれは物凄いことなのだが、ほんの少し、榎本選手よりもミスが出てしまったか。
最後のゲームは、楯選手のブレイクスクラッチだった。
フリーボールを得た榎本選手は、9番以外の球を全て落とし、そして、最後に、9番をも、落とした。
今までの中で最大の声、そして最長の拍手、その中央にガッツポーズの榎本選手が居た。
・・・カッコイイ。
試合が終わり、人に動きが出てきた。
楯選手が突然、大声で話し始めた。
「こんなに声援を頂いたのに、負けてしまい、どうもすみません!」
そしたら、会場のあちこちから「来年もガンバレー!」、「来年は勝てーっ!」みたいな声が。
極めつけは「楯さんがよー球抜くのは知っていたから、いーよー」みたいな声が。
これには流石の楯選手も大苦笑。
私も笑うしかなかった。
皆笑った。
会場内に笑い声が響いた。

写真7・観客と報道とビデオカメラ
8番台にはビデオカメラが設置され、パソコンも用意された。
on the hill 掲示板への速報はこのパソコンで行われていたものと思われる。
8番台を挟んで、写真左側が楯選手の応援席、8番台の向こう側が榎本選手の応援席になっていた。

写真8・西日本側の集合写真
試合後に大応援団と楯選手と集合写真を撮影。ビリヤード誌掲載用と思われる。
写真ほぼ中央から僅かに右、水色のシャツに右手に煙草を持っているお茶目な方が楯選手。
この写真を撮った直後に私もちゃっかりと混ぜてもらった。

写真9・インタビューを受ける新球聖位・榎本選手
西日本側の集合写真を撮っている間、新球聖位の榎本選手はインタビューを受けていた。
イケメンである。

写真10・東日本側の集合写真
インタビュー終了後、今度は東日本側の集合写真の撮影である。写真は、撮影直前の風景。
東京からこれほど多くの方が観戦に来られたのだ!
それを考えると、西日本側の応援団はもうちょっと大勢いても良いような気がしなくもない。

写真11・スコアボード
選手名の直ぐ横が獲得セット数、下側の大きな数字が獲得ゲーム数である。
7ゲーム先取りの3セット先取りで行われた。
目指すか!?球聖位!
雨の中を1時間以上運転しても、マーキュリーに戻っても、興奮は醒めなかった。
マーキュリーに居た常連さんを手当たり次第捕獲し、私とさっちゃんとみっつーさんで、熱く語った。
球聖位戦のことを!
物凄い大声援だった!
物凄い雰囲気だった!
あんな試合があるんや!
あんな試合、観たことない!
凄かった、凄かった、凄かった!!
「ワンショットごとに、どわーっと、また次撞いたら、どわーっと、あんな試合、他に無いで!」
マシンガンのように話続けた。
そして、ふと思った。
俺も、あの中央で撞いてみたいと思った。
一度でいいから。
・・・。
よっしゃ!
今からでも遅くない!!
ガッツポーズの練習だけでもしておくか。
うがー。
いや、違うな。
がおーっ!
こんな感じかな。
よし。
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◇ 結果 ◇
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| 大会名 | :全日本アマチュアナインボール選手権大会愛知予選B級戦 |
| 日時 | :2005年5月1日日曜日 |
| 場所 | :ヴィールス(名古屋市)他 |
| フィー | :4200円(CSカード必要) |
| ルール | :4セット先取 USナインボールテキサスエキスプレスルール、シュートアウトなし 予選ダブル、決勝シングル |
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| 参加人数 | :41名 |
| 成績 | :負け不戦勝負けで予選敗退 |
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企画制作:としお&ぴぃちゃん このページの最終更新日:
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