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| ◆ 2004年春・東海クラブマスターズB級戦・初めての静岡 ◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今日は東海クラブマスターズ! 昨日はちゃんと9時に練習を切り上げて帰宅したし、たっぷり睡眠も取ったし、体調も万全で何も問題無し! ・・・の筈だったのだが、流石俺だ。順調過ぎて変だと思っていたんだ。それにしてもまさか家を出る前に第一試合が始まろうとは・・・。 対戦相手は俺のお腹!・・・の内容物。 1セット先取り! プッシュ有り、ダブルヒット有り!! 先ずは、俺のブレイク! 爆音と共に四方八方に飛び散ったが、飛び散らせ過ぎた。トラブルが多発だ。クラスターと言っても良い。クラスターを解消するために大量の紙が必要となった。 それでも根気良く、長考の上に長考を重ね、時には腹筋に気合を込めながらの丁寧な出しで、全てのクラスターを処理して取り切ることができた。 じゃばーーー。 ごごごご。 ごぽ。 うーむ、予想以上に時間がかかってしまった。 遅刻じゃん。(汗) 慌ててズボンを上げ、トイレから出た。 朝8時にKさんとマーキュリー駐車場で待ち合わせしていたのだが、先程の試合のせいで10分ぐらい遅刻して到着。 Kさん、ごめん・・・。 それにしても、公式戦の度に下痢になる、この俺のデリケートさって、どうよ? 我乍ら、勝負事に向いていないんちゃうん?・・・と思ってしまう。 さて、今回の東海クラブマスターズは今までとちょっと違う。 今までは愛知、岐阜、三重の所謂「東海三県」が持ち回りで試合開催地がぐるぐると移動していたが、今回の開催地は何と静岡県!浜松市が中心となり、その近郊のビリヤード場が予選会場となった。 私自身、静岡県に球を撞きに行くことは初めてだ。会場の全てが行ったことのないお店だ。初めて行くお店で試合をするのだ。 恐らく、選手も今まで会ったこともない、見たこともない人が多いのだろう。これからどんなお店でどんな人と試合をするのか、全く想像できない。少し恐い、少しビクビクする、でも、その何倍もワクワクする、ドキドキする。 今回、マーキュリーからは私とKさんの二人のみがB級にエントリー。(寂しかったッス。)私たちの予選会場は、浜松の「エム」というお店になった。 高速かっ飛ばして一気に浜松入り。 高速を降りて、突然不安になる。 あれれ? ネットで調べた地図と、カーナビのなっちゃんが案内している道が違うような気がする・・・。 ネットの地図も印刷して持ってくれば良かったかなぁ。しまったなぁ・・・。 念のため、なっちゃんで電話番号検索と、住所検索の両方をやってみる。 すると、結果が違う・・・。 やっぱりというか、案の定というか・・・。 どっちに行けば良いんじゃ? うーむ・・・。 電話番号検索の情報はタウンページの情報を元にしているから、ひょっとしたらそれが古くなってしまったのかも・・・。 住所検索を信じてみることにした。 この一か八かの二者択一が大正解。 やっぱ住所が確実ね♪ 初めて走る道だったこともあり少々遠回りしてしまったが、それでも何とかエムに到着。 駐車場に車を寄せた。 周囲を見回すと、このマスターズの出場者と思しき人がぱらぱらと。 日曜日の早朝からスラックスとカッターシャツとベストでビシッと決めている人が多いから、分かり易い。 間違いない、このスタイル、この顔付きはビリヤードプレーヤーである。 初めての静岡での試合・・・。俺の対戦相手はこの中にいるのだろうか?・・・と思ったら、あれれ?何故か見たことのある顔ばかり・・・。 あ。 あれはマンダラヤの常連さんたちだ・・・。 2004年1月、つまり先々月の球王戦B級戦で優勝したマンダラヤのSさんが居た。 車から降りて挨拶に行った。 今日が公式戦A級戦のデビュー戦らしい。 頑張ってくださいね♪(私はB級戦なのでSさんと当たることはない。) とっても上手い、マンダラヤのB級のTさんも居た。 同じ会場ということは、当たる可能性アリ? Tさんに勝ったことないんだよなー。 うーむ・・・。 マンダラヤ以外の岡崎の球屋の常連さんも何人か居た。 いや、何人かどころか、良く見たらすっげー居た。 ここは岡崎市!?・・・ちゅーぐらい、居た。 浜松までやってきて、知っている人と撞くのも、何だかなー。 そう思いながら店内でエントリーを済ませた。 暫くしたら、美しき女性が店内に入ってきた。 ああ! あっちゃーーーん!! アッツハウスのあっちゃんもこの会場だったのね♪ 更に知っている人が増えた。 浜松まで来たのに、この店内、知っている人多過ぎ。 試合が始まった。 緊張が徐々に高まっていく・・・と思ったが、意外と緊張しなかった。 公式戦前は下痢になるほど極度に緊張する私だが、どうしてだろう? 実際、今日も朝っぱらから大変だったし・・・。 でも、今はそんなに緊張していない。割りと普通だ。 周りに知り合いが多いからか? 1試合目、相手は愛知のマリオのTさん。 マリオはビリヤードサークルTBCの活動拠点であることもあり、何度か行ったことがある。しかし、Tさんは初めて見る人だ。 バンキング前に「お願いします」と挨拶をしたところ、Tさんの反応は無し。 は? こんなことは初めてである。 挨拶も出来ん奴が最初の相手かよ・・・。 礼儀の知らんこんな奴、絶対に負かしたる!! ・・・という感じで、いきなりブチ切れる俺。 バンキングもしていないのに・・・。 結果、1回だけ9番穴前残しで相手に1点与えてしまった以外は、私のワンサイドゲーム。 イージー抜いて、本当に切れそうになったこともあったが(汗)、何とかゲーム開始時と同じテンションで撞き続けることができた。 不思議とキューも良く出た。難しいコンビも入ったし、セーフティもちゃんと隠れた。 私にしてはバチバチだった。 気持ち良かったぁ〜♪ 「ありがとうございましたぁ!!」 これでもか!っつーぐらいのデカイ声で言ったった。 予選1回戦、4−1で勝ち。 これは今までの私の経験だが、相手にリードされたり、相手にリーチを掛けられたときに負けることを考え始めると、ほぼ、必ず負ける。 「予選はダブルイルミネーションだ、ここで負けても敗者側がある。」 「敗者側から勝ち上がっていこう。」 と言うようなことを考えて、そして本当に負ける。ゲーム中に負けた後のことを考えているような奴が勝てる訳がない。当然だ。そして、いざ敗者側に回ってそこから勝ち上がれるかと言えば、勝ち上がれない。 直前の試合、つまり負けた試合が尾を引いているからだ。 勝った試合で犯したミスは意外と覚えていないものだ。 イージーを抜いたことも、セーフティを失敗して相手にイージーを渡したことも、ファールしてしまったことも。 勝った喜びが強く、それらのネガティブな記憶を掻き消してくれる。 或いは、勝ったという結果そのものが、ミスを「ミスではなかった、あれで良かったのだ」と肯定してくれるからなのかも知れない。 逆に、負けた試合でのミスは、本当に良く覚えている。 「イージーを抜いてしまった・・・、バカだ俺は。」 「あの球さえちゃんと入れていれば・・・。」 「セーフティじゃなく、入れに行けば良かった。」 「あの球は入れが難し過ぎた、セーフティにすれば良かった。」 「出せない球を入れてしまった、入れたら次の球は厳しくなることは分かっていたのに・・・。」 こんなことをウダウダ考えている状態で球を撞くとどうなるか。 入れに対する怖さ。(抜いたらどうしよう。) 出しに対する怖さ。(出なかったらどうしよう。) 選択に対する怖さ。(入れに行って良いのか?セーフティを狙って良いのか?) こんな怖さばかりが纏わり付いて、自分の球が撞けなくなる。 結果、入らない、出せない、ミスの連発。 悪循環に陥り、そして、負ける・・・。 それが、私だ。 私とはそういう人間だ。 私が予選を勝ち抜くためには、先ず、絶対負けた後のことは考えない! もう一つ、絶対勝者側から勝ち上がる! 最後に、自分に負けそうになったら、目先の球を入れることしか考えない!! 以上!!!! 実は今日はテーマを一つだけ持って来た。そのことを一番大切にし、何をすべきか迷ったときは、そのことだけを考えることにした。 それは「しっかり撞く」ということである。 「しっかり撞く」とは何か? 「撞く」ということについて、シンプルに考えてみた。 キューは必ず真っ直ぐ引くこと。 何回か素振りをしてみて、キューを真っ直ぐ振れているか確認すること。 そのまま撞いたら先球は入ってくれるかどうか、予測すること。 この三つだけ。 ショットの強さや押し加減、引き加減などは、余り意識しないことにした。 笹吉が何とかしてくれると信じて・・・。 今まで練習してきた自分を信じて・・・。 意識しなければ、出なくても仕方が無いから、「あっちゃー」とは思えど、いつまでのグチグチと引き摺ることはない。 ここで止まって欲しいなー、と思っていた近くに止まってくれたらラッキー、みたいな。 思っていたところと全然違うところに出ちゃったけど、何とかなりそうなところに止まってくれたらそれでいいや、みたいな。 一応、出す位置を確認したり、順振り、逆振りに気を付けているようなフリだけした。 でも、本当は撞く時にはたった三つのことしか考えていなかった。 「しっかり撞く」、ただそれだけのことを考え続けた。 その結果、予選2回戦は、4−2で勝ち、予選3回戦も、4−2で勝つことができた。 予選を突破した。 勝ち側からストレートで決勝進出である。 今まで一度も予選を突破したことがなく、予選突破、決勝進出を目標にし続けてきたが、まさかこんなにもあっさりと・・・。 こういうものなのだろうか。 次の自分の対戦相手を確認したところ、まだ決まっていないとのこと。 今やっている試合の勝者がもう一試合やって、その勝者が私の次の対戦相手だとのこと。 ・・・ということは、かなり時間が掛かるかも知れない。 ゲームの進行上、ルールの観点からもフォーマットの観点からも、待ち時間が生じるのは避けられないことである。 その待ち時間が非常に長時間になることも良くある話だ。 私自身、1時間も2時間も待ったことは良くあったし、以前、マーキュリー店長のミウラさんがマスターズで4時間近く待たされたことも知っている。恐らく、4時間以上というのも珍しくないのだろう。 だから、空いている椅子に座ってゆっくりと待つことにした。 試合が進むと、空き台も増えてきた。 選手の数も減ってきた。 私はその都度移動し、決して試合中の選手の邪魔にならない椅子に座った。 このお店の椅子は素晴らしいことにベンチである。 クッションは硬くも無く柔らかくも無く、程好い感じ。 うむ、ちょっと横になってみるか。 ぐぅ・・・。 「試合!」 うぉ!! 吃驚したぁ。 眠ったのか、俺は。 Kさんの声で飛び起きた私は、いそいそとキューを取りに行った。 Kさん、起こしてくれてありがとう。 起こしてくれなかったら失格になっていたかも。 対戦相手を知って吃驚。 なんと、マンダラヤのTさんだ。 顔見知りである・・・。 強敵である・・・。 マーキュリーの季節杯などで今まで何度か当たったことがあるが、一度も勝ったことが無い。 朝、駐車場でTさんの顔を見たとき「当たりたくないなー」と思ったからバチが当たったのだろうか。 いや・・・、そんなことは関係ない。 ちょっと横になるつもりがぐっすり眠ってしまった。 試合中なのに、何て図太い・・・。 そう思ったら、何だか笑えてきた。 ぐっすり眠ったお陰か、何となく体が軽い。 「なにー、試合時間掛かったの?待ちくたびれて寝ちゃったじゃん!」 私はいつものようにTさんに軽口を叩いた。 試合開始。 「さあ、やろうか!」 ここから決勝トーナメント、ここからシングルイルミネーションである。 負けたら即終了である。 更に言うならば、これは予選会場最後の試合で、勝てば決勝会場に進出である! 絶対決勝会場に行きたい! 絶対に勝ちたい! やっと予選を突破したのだ。 この先、一生予選を突破できないかも知れない。 これが最後のチャンスなのかも知れないのだ! だから、絶対に、絶対に・・・。 そう思った。 なのに、なのにだ。妙にプレッシャーが無い。 予選もシングルのつもりで戦っていたからか? キューを振ってみたら、スムーズに振れる。 すっぱーんと、真っ直ぐ出る感じが気持ち良い。 さっき、寝たのが良かったのか? どうせ寝起きのボケボケの頭。 入らなくても良いや。 眠っちゃったのは俺が悪いんだし。 せめてビシっとキュー出して行くか! そんな感じでギュンギュンにキューを出して撞いてみると、意外と悪くない。 先球がちゃんと入ってくれる。 逆に、Tさんはいつもの思いっきりが無い。 ちびっているように見えた。 Tさんの抜いた9番、入れがかなり難しい。 ビリヤード台をいっぱいいっぱい使った巨大なへの字。 狙って、狙って、こんだけ狙って抜いたらしゃーない、と思えるまで狙った。 あとはキューを真っ直ぐ出すだけ。 ちゃんと真っ直ぐ出てくれそうだ。 キューを出す感じで、すっぱーんと撞いたら自分でも吃驚するぐらいのハードショットになってしまった。 でも、9番、ちゃんと入ってくれた。 良かった・・・。 次のゲーム、Tさんが9番を狙っている。 9番はフット側短クッションほぼ中央にあり、ちょっと薄い。 Tさんはメカニカルブリッジを取り出して、構えた。 このショットがなんと、9番に当たらずファール。 OKを貰った・・・。 どうしたんだ、Tさん? らしくない・・・。 そんなビッグなラッキーもあり、勝つことができた! Tさんは本当に上手いし、強いプレーヤーだと思う。 実際、今まで勝ったことが無い。 でも、勝てた! 決勝会場進出!! 決勝1回戦、マンダラヤのTさん、4−2で勝ち。 さあ、行くぜ決勝会場! 慣れない道、初めて行く球屋ということもあり、予選会場に来るまでも結構ドキドキしたが、決勝会場はもっとドキドキした! 浜松って、結構、道混んでいるのねぇ〜。 しかも、お約束のように、道に迷っちゃったし。(汗) マジで試合に間に合わなかったらどうしようかと思った。 やっとの思いで決勝会場に到着。 おおお、駐車場が広〜い♪ けど・・・、今度は駐車スペースが無ぁ〜い!!(涙) ここに駐車することは諦め、再び大渋滞の道路に出て、のろのろと、近くにある巨大ショッピングモールに移動。 そして、こっそりと駐車。 決勝会場に入ってみて吃驚! 何じゃ、この広さは!! すんげぇ〜ひろい・・・。 てんじょう、たっかぁ〜・・・。 一体、何台あるんだ? 台も綺麗、ラシャも綺麗・・・。 すんげぇなぁ・・・。 まるで、おのぼりさんのように周りをキョロキョロと見回してしまった。 こんな巨大な球屋があるとは、浜松恐るべし・・・。 ひたすら待った・・・。 やっと、くじ引き。 くじ引きの結果、枝の枠に入らずに済んだ。 そして再び、ひたすら待った・・・。 眠ろうかと思ったが、さっき眠ったせいか、眠れない。 雑誌を見たり、雑談したり、雑誌を見たり、そしてもう一度眠ろうとしてみたり・・・。 ここに来てから3時間が経った。 もう駄目だ、勘弁してくれ・・・。 そう思っていたら、やっと名前が呼ばれた。 決勝会場に来て最初の試合(決勝2回戦)の相手はTPCのIさん。 このお店は台も球も綺麗で、とても気持ち良く球が撞けた。 極薄サイドカットをぎりぎりの強さで入れて、ナイスポジション。 遠い球も、台と球が綺麗なので、余計なことは考えずに、キューを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すことを大切に撞いたら、結構入ってくれた。 決勝2回戦、TPCのIさん、4−2で勝った。 「ありがとうございました!」 「としおさんですよね、覚えていますか?」 「へ!?・・・。・・・。すみません、どちら様でしたでしょうか?(汗)」 「以前、BeParadiseのオフ会でミズタニに行ったこと、覚えていませんか?」 「・・・。・・・。・・・。・・・!ああ!!」 「あの頃はお互いC級だったのに、今、こうやって、マスターズのB級戦で、決勝会場で試合をするなんて、凄いですよね!」 「ああ!思い出しました!!Iさん!!」 「頑張って優勝してくださいね。」 「ミズタニで会いましたねぇ!!懐かし〜!!」 かなり吃驚した。 球撞きを続けていれば、昔会った人と、こうやって試合会場で、対戦相手として、再会することがあるんだ。 しかも、お互い、クラスも上がっているし・・・。 次に再開するときは、もっとデカイ試合の、決勝戦とか、準決勝だったりして。 準々決勝開始。 ここから、審判が付く。 バンキングで相手ブレイクからスタート。 普段ならここで私がラックを組まねばならぬのだが、審判がラックを立ててくれる。 こりゃあ、楽チン♪ ゲームに集中できそうだ。 1ゲーム目、いきなり相手の枡割。 0−1で相手リード。 ・・・そう言えば、この試合で枡割を喰らったの初めてだな・・・。 審判がスコア表にポイントを書き入れて、ラックを組みに行った。 へぇ。 スコアは審判が書くんだ。 スコアの付け忘れも無くなる訳だから、こりゃ尚のこと楽チンだな。 2ゲーム目、こりゃあ、連枡か?と思ったら、中盤で相手はネキミスをしてしまった。 少々走り過ぎてしまったような感じだ。 相手、これを入れられず、チャンス到来。 私は椅子から立ち上がった。 おおー、立ち上がったのはバンキング以来だぁ。 お尻が痛いぞー。 お尻を揉み揉みしながら覚束ない足取りで台に寄り、配置を確認。 ロングのカット・・・とも言えぬような微妙に薄い球。 これを薄く抜いてしまった・・・。 その後、取り切られ、0−2。 リードを広げられる。 3ゲーム目、私のセーフティがバッチリ決まる。 9番穴前で、相手は故意ファール、9番落としをするかな?と思ったが、空クッションからのセーフ狙いに行った。 これが僅かに外れ、私はフリーボールをゲット。 1−9コンビを入れて、1−2。ちょっと差を縮めた。 4ゲーム目、セーフティに行ったのだが、ちらりと見えてしまう。 これを相手は、攻める。 ダイレクトに当てて、サイドバンク狙い。 ところが、スクラッチ。 フリーボールをゲット。 2番を単独で入れるか、2−9コンビにするか、悩む。 2番を単独で入れても、結局4−9コンビになってしまうので、振りが少し難しかったが、慎重に2−9コンビの位置に手球を置いて、9番ゲット。 2−2、追い付いた! 5ゲーム目、相手の裏枡。 2−3となり、相手、リーチを掛ける。 6ゲーム目、相手の枡割ペースと思ったが、7番を外した! 因みに、相手の抜きらしい抜きを見たのは、これが初めて。 残り3球。 7番は入れが難しい。 弱めのショットで丁寧にねじ込む。 手球はころころと8番にナイスポジション! ・・・と思ったが、ちょっと厚くなってしまった。 8番を強めのショットで入れ、手球を短→長でくぃ〜ん、と出すつもりだったが、思ったより手球が走らない! な、なんで・・・??? ![]() 手球は長クッションに入ってちょっと浮いたところで停止。 9番が激ロング、やや土手撞きのへの字になってしまった・・・。 これを入れればヒルヒル。 抜けば、負け・・・。 撞き急いでしまった。 「あっ。」 と思ったときは、既に時遅し。 9番は角に弾かれ対角線方向に進み、穴前に停止。 相手がこの9番を入れた。 ![]() 2−4で負けた。 今まで、一度も「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す」を忘れずに撞いたのに・・・。 最後の最後で、大事な場面で、怠った。 やらなかった。 しまった・・・。 どうして、撞き急いでしまったんだろう・・・。 相手選手と審判に礼。 ジョイントを緩めようとしたとき、相手選手に声を掛けられた。 「どうして2−9コンビにしたんですか?」 「はい?」 相手は私が2番、3番と落としてから4−9コンビに行くと思ったらしい。 確かに、2−9コンビにするか、4−9コンビにするか、迷った。 4−9コンビの位置に手球を止める自信が無かったから、フリーボールならば自分の好きなところに置けるから2−9コンビに行った方が確率が高いと思ったから・・・と説明。 上手い人ならば、4−9コンビに行くのだろうか? うーむ。 決勝2回戦、ウエストクラブ日進のFさん、2−4で負け。 ベスト8まで残ったが、ここまで。 準々決勝で敗れ、5位タイで終了。 ここからが大変だった! 先ず、5位タイはご褒美が出る。 ご褒美が出るので、表彰式まで残らなくてはならない。 もう一つ。 実はベスト16に残った後に負けると、どこかの試合で審判をやらされるかも知れないのだ。所謂「敗者審判」という奴だ。 審判なんて、やったことが無い・・・。 私が審判をするというと、準決勝か決勝である。選手にとってはとっても大事な試合だ。(大事でない試合などある訳ないが、だが、より一層重要な試合であることは事実だ。)しかも注目も集まる。 私は選手二人に見つめられながら、観客の視線に曝されながら、球に集中し、決してミスジャッジをせぬよう完璧な審判をしなくてはならないのだ。 そう思ったら、心臓がどきどきしてきた・・・。 でも大丈夫だろう。 さっきの準々決勝で審判の働き振りを間近に見ることができたから。 あの人と同じように、ラックを立てたり、スコアを書き入れたりすれば良いのだ♪ で、でも・・・心臓がどきどきする・・・。 場内アナウンスが入った。 ベスト8に残った人は記念撮影があるとのこと。 マジで!? やったーっ!! しかも、賞状も出るらしい♪ ご褒美の現金よりも賞状の方が嬉しかったりして♪♪♪ 私はこう見えても、ビリヤードをやっていて楯だのトロフィーだの賞状だの貰ったのは今から3年前の2001年、ビギナーズカップで優勝したときのカップだけなのだ。 だから私は賞状が貰えると知ったとき、とても嬉しかった。 賞状はどこに飾ろうか、マーキュリーに置くべきだろうか、やっぱ家にも置いておきたいな、どうしようかな、あ、カラーコピーで撮れば良いか。(♪)・・・それより、審判はまだか?どの試合の審判になるのだろう。そんなことを取り止めもなく思いながら、どきどきしながら、またもや散々待たされた・・・。 ふと思った。 ダブルヒットのコールは誰がするんだろう? 審判? 選手? もし、選手がするのならば、選手は誰に言うのだろう? 審判? 相手選手? プッシュのコールは? オープンのコールは? やべ。 分からねーことだらけだ。(汗) 運営に訊きに行った。 教えて貰った。 コールは選手が審判にするとのこと。 ダブルヒットコールが必要な場面でコールが無かった場合、ファールを取っても良いとのこと。 また、試合中でも運営席に来て貰えばもう一人審判を出すので安心してやってください、とのこと。 ふむふむ、なるほど。 取り敢えず、私の試合ではそんなややこしそうな配置になりませんように・・・。 ぱんぱん。 自分より上のクラス、A級やSA級の試合の審判をさせられたらマジでドウシヨウかと思ったが、私はB級の決勝戦の審判をすることとなった。 同じB級の試合で良かったぁ・・・。 試合開始のアナウンスがあった。 選手の名前だけでなく、審判の名前もアナウンスされた。 スコアカードを取りに運営席に行き、そして台に向かった。 B級決勝戦の開始だ。 先ずはバンキング。 どきどきどき・・・。 バンキングでこんなにもどきどきしたのは非常に久し振りだ。 自分が撞く訳じゃないのに・・・。 このとき私が思っていたことは「微妙な球になりませんように、どちらかが大差で勝ちますように」だった。 結果、接戦だったと言えば接戦だったが、球一個分ほど違い、誰の目から見ても明らかな結果となった。 良かった・・・。 次はラックである。 決して9番即死ラックだけは作ってはならない・・・。 そう思いながらラックを立てた。 やべ。 手のひら、むっちゃ汗かいている・・・。 ラシャが素直で、ラックを立てるのにそれほど時間は掛からなかった。 しかし、念には念を入れて、ラックを取り外した状態でもう一度チェック。 台を軽く叩いてみて、ラックがずれないことをチェック。 よし、これなら良いだろう。 結果、9番は殆ど動かなかった。 良かったぁ〜。 次は、どこからゲームを見るかである。 審判はプレイ中の選手の視界に入ったらダメ、なんてことは無いが、やはりなるべく視界の外に居るべきだろう。 そして、台に近過ぎてもダメだろうし、遠過ぎてもダメだろう。 そんなことを考えながら、ちょこまか移動しながら審判をした。 お。 メカニカルブリッジが必要かな? メカニカルブリッジをすっと差し出した。 そして、使い終わったメカニカルブリッジをすっと邪魔にならないよう隣の空き台の上に置いた。 選手の交代のタイミングで、所定の位置(試合中の台の下)に戻した。 審判と言うよりはキャディさんだな。 お。 撞き辛、球越しフィンガーチップブリッジだ! 球触りが無いか、ちゃんと見なければ!! そう思った瞬間、タップが僅かに手球に触れた。 私は勇気を振り絞って声を出した。 「ファールです。」 そう発声したら、選手は「参りました」と言わんばかりにうなだれ、台から離れていった。 あー、どきどきした・・・。 9番が落ちる度にスコア表に線を引き、書き間違えたら大変なので、一々両選手に見せて確認して貰った。 そして直ぐ様にラックを立てて、ラックのチェック。 この繰り返しで、B級の決勝戦は終わった・・・。 どうも、ありがとうございました! ゲーム終了直後、両選手に訊いてみた。 「実は・・・、今回、審判するの初めてなんすけど、どうでしたか?何か落ち度はありませんでしたか?」 「サイコーの審判でしたよ!」 もう一人の方からも、 「良い審判でしたよ、有難うございました。」 本当〜!?(笑) でも、嬉しかった。 俺、サイコーの審判だったのかな?(照) A級、SA級の試合も終わり、表彰式である。 運営の方がマイクを握り、その周りを大勢のギャラリー、選手が取り囲んでいる。 あ。 自分の名前が呼ばれた。 こそこそっと前に出て、熨斗袋を貰った。 ギャラリーから拍手も頂いた。 嬉しいような、恥ずかしいような・・・。 でも、嬉しい♪ 誰とも目を合わすことなく、再びこそこそっと退散。 そーっと熨斗袋を覗いてみたら5000円入っていた♪(因みにエントリフィーは4200円。) あれ? 賞状は無かった・・・。 さっき、あるって言っていたのにぃ〜!! 3位タイ以上は賞状とでっかいトロフィーがあった。 あと1回勝てば、あれとあれが貰えたのか・・・。 準優勝と優勝には、更にキューのプレゼントがあった。 しかも、優勝者に贈られるキューは、なんと! ムサシである・・・。 優勝者には更に盛大な拍手が送られた。 私も大きく手を叩いた。 次は写真撮影。 待っていました!! こそこそーっと前に出て行ったら、5位タイはお呼びで無いらしい・・・。 え!? は、恥ずかしい〜。 きゃーっ。 でも・・・、さっき写真撮るって言っていたじゃん!!! あぅ〜。 賞金と賞状と写真撮影があると思っていたら、実際には賞金だけ。 あと一つ勝つのと、勝たないのとでは、えらい違いだな。 実際どのぐらい違うか、まとめてみた。
ふむふむ、なるほど。 勝ちが増えるたびにご褒美も大きく豪華になるシステムなんだ。 しかも、それが予選突破からずーっと、一つ刻みで優勝まで続いている。 なるほどねぇ。上手くできてんなぁ・・・。 5位タイと3位タイの違いは大きいなぁ・・・。 会場の中央で賞状やトロフィーを掲げてフラッシュを浴びる選手たち。 チクショー。 あの中に入りたかったなぁ・・・。 5位タイという成績を収めることができた。 初めて出場したのが2001年の夏だから、丸3年出場し続けてきた。 今まで全て、オール予選落ち。 毎回、予選突破を目標にしてきた。 今回は、初の予選突破。 初の決勝会場行き。 そして、初の賞金。 しかし、賞状に一つ及ばなかった。 それでも、目標突破という、一番の目標を達成できたことは、嬉しい。 次の目標は、3位タイ以上にしよう。 それにしても、疲れたぁ〜。 表彰式が始まったのが、深夜12時前。 深夜2時になって試合が終わることも珍しくないことを考えると早く終わった方だとは思うのだが・・・。 マーキュリーに着くのは1時ぐらいかな? 就寝は2時ぐらいかな? 明日も仕事だ。 頑張ろーっと。 |
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| ◇ 結果 ◇ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 企画制作:としお&ぴぃちゃん このページの最終更新日: | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||