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◆ 2003年夏・東海クラブマスターズB級戦 ◆
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三河ジュニア回顧
あああああ!
これはヤバイ!ヤバイ!!
このままでは負けるぅ〜〜〜・・・。
朝一の1試合目の1ゲーム目。
全然球が入らない!
かなり焦りまくり。
あたふた、おろおろ。
そんな時に思い出したのは先月の三河ジュニアでのこと。
ちょっとでも入れが渋い球は入れに行かず、見えても構わないので兎に角渋い配置を残して、1試合目を勝ったことを思い出した。
・・・そうだ、あのときと同じように撞こう・・・。
名付けて渋残しモード!(←そのまんまや〜)
そう思ったら自然と平常心に戻った。
少しでも難しい球は、取り敢えず渋く残し、相手の出方を観察。
三河ジュニアの1試合目では当たったこの作戦が、2試合目では見事に裏目に出て、多少渋い配置からでも取り切られたことも思い出した。
渋残しモード
相手のストロークをじっくりと見る。
しっかりと真っ直ぐキューが出ていない感じがする。
テイクバック、フォロースルーで、キューがふらふらしている。
1ゲーム目は、相手が難しい配置を入れに行き、惜しくも飛ばした。
私は、非常に幸運にも、形の良い配置をもらった。
これを取り切ることができ、先制。
2ゲーム目は、私のファールから、相手フリーボールで5−9コンビを決め、取られてしまった。
これで1−1の振り出しに戻った。
3ゲーム目の中ほどから、球が見え始める。
不思議だ。
今まで手球がどこへ向かうのかさっぱり分からなかったが、今は、手球を進ませたい方向と、手球が進む方向が一致している。
キューもしっかり出せてる!
しっかり撞けてる!!
今の状態ならがんがん入れに行ける!
モードチェンジ!
渋残しモードから、入れモードへ変更!
出しミスをやらかしてしまったこともあったが、そんなときは慌てず渋く残す。
残りが渋く、相手入れられず、または相手出せずで再び順が回る。
正直、自分でもかなり太かったと思うが、こんな感じで3ゲーム目、4ゲーム目を連取し、3−1とリーチを掛ける。
79トラブル発生
私の試合をじっと見つめる男性がいることに気が付いた。
私のプレーを見て、感心するかのように頷いたり、「ナイショッ」と声を掛けてくれていた。
ちらっと見ると、どことなく知的な感じの漂う男性。
年齢は私と同じか、私よりもちょっと上ぐらいだろうか・・・。
5ゲーム目開始。
エンジンが掛かってきた。
充分に温まった。
入れも出しもイメージ通り。何の曇りも無い。マスワリいけるかも。
順調に4番まで入れ、5番を入れたあと手球が軽く7番にキスした。軽くかすった程度なので手球の動きにそれほど影響はなかった。ちゃんと6番へ出た。問題なし。
このキスは予想していた。
しかし、まさかこんなことになろうとは・・・。
自分の考えが甘かったと言わざるを得ない。
手球が7番にキスした結果、7番が予想以上に転がり、9番の近くで停止。
7番がどのポケットからも隠れてしまった。
この7番9番をあらゆる角度から凝視。
7−9コンビは有り得ない。7番を9番に極薄カットで当てなければならない。こんなコンビは狙ってはいけない。
9番を入れにいくならキャノンだが、キャノンもあるのか無いのか、非常に難しい配置。
6番を入れてからの79割りも考える。
可能だと思うが、少々のキュー切れが必要だろう。
しかし、キュー切れを求めて6番を抜いてしまっては元も子もない。
79割りは諦めよう。
自分の技術以上のことはせずに、最も確率の高い方法を選ぼう。
イメージは固まった。6番を入れて、7−9キャノンが可能な位置に出そう。もし出なければ、セーフティに切り替える。
6番を入れた。
手球は短ー長ー長の3クッションで、イメージ通り7−9キャノンの位置に停止!
しかし、それでも・・・7−9キャノンは難しい。可能な限り7番に薄く当てたいのだが、そうすると先に9番に当たるかも知れない。
踏ん切りがつかない。
あー。
あああー。
あああああああああ。
本当に7−9キャノン、あるのか、これ?
7−9キャノン
もし、キャノンに行くなら、しっかりと相手に見てもらい、判定してもらった方が良さそうだ。・・・しかし、これは・・・。
本当にあるのだろうか。
うーむ・・・。
何気なくふと見上げると、正面にいた男性と目が合った。さっきから見ている、あの知的な感じの男性だ。
男性は何も言わず、表情も変えず、真顔でそこに立っていただけなのだが、どうしたことだろう、そのとき私はこの男性が
「この配置、どうするん?見させてもらうでー。」
そんな風に言っているように思えた。
よっしゃーっ!行ったろうやんけ!!
「審判お願いします!」
相手にお願いした。
そのときの自分の声は、自分が思っていたよりもデカく、会場中に響き渡ったのが分かった。
自分で言うのも何だが、自分の声のデカさに驚いた。
ハードに撞く必要は無い。厚み重視だ。ただ、7番が手球の近くに止まっては困る。少し強めに撞いて、7番は手球から離そう。
できることなら、中途半端な位置に7番が止まるぐらいの強さで・・・。
ゆっくり、しっかり撞いた手球はぴったりイマジナリーボールへと走った。
しかし7番に当たったあとの球の動きが違う。僅かに厚かったのか?9番インならず。
相手はセーフの判定。お辞儀して椅子に座った。
7番の止まった位置はほぼイメージ通り。渋い配置となった。
ところが、相手はこの難しい7番をポケット!
が、8番に対して中途半端なところに手球が止まってしまった。
相手はこの8番を入れに行くも、惜しくも抜く。
この残り、8番、9番を取って、何とか勝った。
ふぅ。
予選1回戦、4−1で勝ち。
次の相手
今日は東海クラブマスターズの日。
名古屋市のウラベというビリヤード場に来ている。
ここへ来るのは2回目だ。
前回ここへ来たのは、今日と同じく、マスターズの予選のときだ。
そして、今、私の予選1試合目が終わったところ。
何とか勝つことができた。
あと、2回勝てば、2回負けるよりも早く2回勝つことができれば、念願の決勝進出だ。
私は公式戦、予選突破経験がまだない。
この壁を突き破りたい。
予選を突破したい。
今日こそ、決勝へ進みたい。
しかし、今日の1試合目のあの感触ならば、今日はひょっとすると、ひょっとするか?
うし、頑張ろう。
・・・と、ちょっと一服してくるか。
ドアを開けて、外へ出る。
外の新鮮な空気を吸い込み、うりゃー・・・と伸びをする。
煙草に火を点け、辺りの風景を、ただ何となく、何気なしに眺める。
すると、横の人が声を掛けてきた。
「さっきのゲームは上手かったですねぇ。キャノンは惜しかったですねぇ。どうするかと思って、ずーっと見てましたよ。」
ん?
あっ、さっきの男性だ。
「いやいやいや、ついてだけですよー、本当、ラッキーでした。」
「いや、本当に上手かったですよ、しっかり撞けてたし。」
そんな風に誉められると、顔がにやけてしまふ・・・。
誉め殺しか?
すると突然、まつをさんのことを話し始めた。
まつをさんとは私と同じ、マーキュリーの常連で、今回もこのマスターズにエントリーしており、同じ会場内にいる。
どうやら昔からまつをさんのことを知っている人らしい。
まつをさんもB級だが、上達のペース、知識を吸収するペースが私と格段に違う。
正直言って最近はレベルの違いを思い知らされている。
4先を10回やって、何回勝てるか、分からない。
それほど差をつけられている。
そのまつをさんを昔から知っているということは、この人は、まつをさん以上に上手いんだろうなぁ・・・と思いながら話を聞いていたら、
「次の対戦相手、僕ですよ」
げげっ。
そ、そうなんですか?
お手柔らかにお願いします。
いやいやいや、社交辞令じゃなくて、マジで・・・。
レベルの高さ
2試合目開始。
相手のプレーをじっくり観察。
フォームが綺麗だ、ストロークも良い。入れも出しも上手い。スピーディだ、なのに丁寧な感じがする。
そして何よりも、キューがしっかり出ている。
この人は、本当に強いぞ!
それに引き換え、肝腎の私は先程の1試合目の感じがどこかに旅に出てしまったようだ。
さっぱりちぐはぐで、キューを振ってみると、どうもキューが真っ直ぐ出ていない。・・・ような気がする。
おーい、1試合目の俺〜、帰って来〜い。
そんなことを思いながら撞いていたら、少々振りのある球を抜いてしまった。
残りを取り切られ、先制される。
頑張れば取り切れそうな配置だったのに・・・。
2ゲーム目は序盤で特にトラブルの無い配置をもらう。
無論、取り切りに行くのだが、全然出しが合わず。
かと言って、この相手に渋球を残す戦法は使いたくない。
出しミスに次ぐ出しミスで、やらかしまくりだったが、何とか9番まで入れ繋いだ。
これで1−1となった。
おっしゃっ!
球は入っている!
何の問題も無い!
と思っていたのだが、一度狂った歯車はなかなか調整できないのか?
序盤で出しミスをやらかし、リカバリーすることができず、それでも切れずに、必死で難球を入れ繋ぐ。
いつまで経っても球なりにならず。
一回は、残り3球で抜き、相手に番を回した。
もう一回も、残り3球のところまで来たのに・・・フリーボールを相手に渡してしまう。
そんな感じで、あっという間に2ゲームが終わる。
1−3で相手リーチ。
後が無い。
引っ掛け
絶対に取らなくてはならない5ゲーム目。
この試合にしては珍しく、私が抜いた7番が、見えるには見えるが非常に渋い配置となった。(今までは、抜けば普通に入れられる球を残していた。)
7番はコーナーポケットから0.5ポイントのところ。しかし、短クッションに非常に近く、短クッションには僅かにタッチしていない。手球はサイドポケットを挟んで丁度反対側、短クッション付近。
遠い上に、振りはほぼ90度。
カットは、不可能では無いだろう。しかし、ほぼ90度の振りでは途方も無く難しい。しかも土手撞き。
引っ掛けは、的球がクッションから浮いている分、難しくなっているし、更に土手撞きなので、ひねったらどうなるのか分からない。恐らくカーブが出るのは必然。引っ掛けは不可能かも。
縦バンクは、球クッションがかなり怖い。球クッションさえ回避できれば、これが一番確実に入れられるかも。
セーフティは・・・、ひょっとしたら入れに行くよりも難しいかも知れない。(私にはそう思えた。)
キックという手もある。長の1クッションから、あるは長−短の2クッションで入れに行けるかも知れない。
さーて、ドウスル?
ふふふふ。
今度は私が見させてもらうでぇ。(←悪魔?)
相手はかなり困った顔をしている。
攻めるか守るか、決めかねているのだろう。
私も一緒に考えてみた。
私なら、長長クッションに離し、入れに行くならバンクしかないような配置を作るかな?
ゆっくりとアドレスに入った。どうやら、プランが決まったようだ。
と思ったら、構えるや否や、もう撞いた!
手球は7番の左側をかすめ、短クッションと平行に走り出した7番は勢い良くコーナーポケットへイン!
あの7番の勢いはカットではない。なんと、途方も無く難しいと思われた引っ掛けだ!!
引っ掛け直撃7番イン!
おおお!!??
マジっすか!?
手球が徐々に速度を落とし、ゆっくりと止まった。ん? 良く見たら、まだ回転している。
8番の位置に対しては、少々遠いかも知れないが、今まで見てきた対戦相手の技術から察するに、ほぼ問題無し配置だろう。
お見事、と言うしかない。
ここ一番の難しいショットをやる技術がある。
ここ一番の難しいショットを選択するハートがある。
球なりになったら抜かない。
そして何よりも、綺麗なフォーム。
この人は、本当に上手かった。
残り2個の球が沈むのを、私は椅子に腰掛たまま見ていた。
1−4の負けだ。
どうもありがとうございました。
残り2個
1試合目は勝ち。
2試合目は負け。
これでもう負けられなくなった。
3試合目の相手は、丸刈り姿が印象的な好青年。
1ゲーム目の途中までは良かった。
1番でセーフティ合戦のようになったが、この1番を何とかインしてから、7番までは良かった。
8番を抜いてしまった。
かなり厚めの8番。手球と8番は長クッションに近く、手球から8番は2ポイントぐらい、8番からコーナーポケットも2ポイントぐらい。止めればそのまま9番へ出るこの8番を抜いてしまった。
絶対に抜いてはならない球をぬいてしまいった。
ここから、気持ち的に萎えていくのが分かった。
今思えば、そんな自分に腹が立つ。
抜いたということ自体は、まだ良い。そんなに自分を責めることではない。同じような配置を100回やって100回入れられるかと言えば、そうではないだろう。恐らく何度かは抜くだろう。自分の技術レベル、入れの精度はそんなもんだ。ミスを引きずらずに、次の球で頑張れば良い。ただそれだけだ。
そうすれば良かったのに、私はそれができなかった。
「こんな球を抜いているようじゃ、もう、ダメなのかも・・・。」
「まだ勝つのは早過ぎる、もっともっと練習してから出直せ、ということなのかも・・・。」
今思えば、そんな腐れたことを真剣に思ってしまった自分に腹が立つ。
あとはさっぱり。全然、全くダメ。お話にならない。
ただ、球を撞いているだけの自分。
戦っていない。
4ゲーム目。
8番と9番、残り2個でフリーボールを貰う。8番を入れるも、9番に出せず。
5〜6ポイントほど引くつもりだったのだが、ストップショットになってしまったのだ。
9番をろくに狙わず、強引なカットにいき、これを飛ばす。
自ら起死回生の最後のチャンスを棒に振る・・・。
スコ負けした。
何をやってんだ。
余所行きの球撞きがしたいのか
ウラベを出て、岐阜から応援に駆けつけてくれた友人と二人で昼飯に行った。
遠路遥々折角応援に駆け付けてくれたのだから、勝つところを見せたかった。
タイミングの悪く、あの最悪の3試合目だけを見せることになったからなぁ。
とほほ。
昔話をしながら、時折、近況を報告し合いながらココイチのカレーライスを食べ、そして再開を誓い、友人と別れた。
その足でそのままプチキャットへ行き、JJさんと相撞き。
JJさんも、今回は残念ながら早々に試合が終わってしまったらしい。
今日の試合の感想や反省などを言い合いながら、ぼちぼちと撞き始める。
気が付くと、自分でも吃驚するぐらい球が入っている。
今頃エンジンが掛かっても遅いんだって・・・。
いつも思うのだが、公式戦の直後に、反省会などと称して球を撞いてみると、自分でも吃驚するぐらい良い感じで撞ける。
感じだけではなく、入れ、出し、切れといった球の動きも、かなり良い。
試合では、入れもかなり怪しくな上、出しも長過ぎたり短過ぎたりと全然合わないのに・・・。
試合の時とは別人のようだ。
例えるなら、試合中は大リーガー養成ギプスみたいなのを装着しているような球撞きで、試合が終わった途端にそれが外れて体が軽くなる感じ。
・・・だめぢゃん。
いやいやいやいや、でも、そうだ!
そうだそうだ、本当にそうだ!
我ながら上手い例えだ!
不器用な癖に、公式戦用の球撞きをしようとするもんだから、ぎくしゃくして、ちぐはぐになるのか?
そんな、公式戦用の球撞きの練習なんか、したことない癖に。
試合の時は、どんな球が撞きたいねん、俺。
一体、何をどうしたいねん、俺。
それにしても、JJさんと撞いている時は、本当に気持ち良く撞けた。
JJさん、どうもありがとう。
さて、実は、JJさんとの相撞きの時に、私はとんでもないことをしてしまった。
流しではなく、ちゃんとセット数を4先と決めて、セットマッチをやっていたのに、スコアを付けていなかったのだ。
最初の2点は私が取ったので、その2点を、2回連続で。
言い訳をさせてもらえるならば、スコアシートがあることを知らなかったのだ・・・。
後でこっそりと私の分まで付けてくれたJJさん、優しいんですね。
重ね重ね、どうもありがとうございました。
(試合でこんなことやったら、マジ洒落にならないべ。試合じゃなくて良かった・・・。)
その後、決勝会場のマーシーに行き、永田さん、あっちゃん、ターキーさん、土曜さんに再会♪
まだお会いしたことの無い、村崎さんとよっちゃんにはお会いできず・・・、残念。
勝手に「今日決勝会場に行けば会える!」と思っていたので、尚更残念。
会って、挨拶して、いつも掲示板に書いてくれることとか、ホームページを見てくれることをお礼して、そして直接ビリヤード話をいっぱいいっぱいできるのではないかと、楽しみにしていたのだが。
どんな顔で、どんな声で、どんな球を撞くのか、見たかったのだが。
あー、ますます残念。
会いたかったなぁ・・・。
永田さんはまだ試合が残っている。
試合での永田さんの球を見たいと思ったのだが、今の疲れと、睡眠時間と、明日の仕事のことを考えると、踏ん切りがつかなかった。
皆さんに頭を下げ、決勝会場を後にする。
このマーシーで球を撞きたかったなぁ。
もっといっぱい球を撞きたかったなぁ。
いや、途中で試合を投げた私が、そんなことを望む資格は無い。
これからの課題。
絶対に死なない心を作ること。
絶対に諦めない心を作ること。
何のためにここまで来ているんだバカ。
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◇ 結果 ◇
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| 大会名 | :東海クラブマスターズB級戦 |
| 日時 | :2003年7月6日日曜日 |
| 場所 | :ロフトボックスウラベ(名古屋市)他 |
| フィー | :?円(CSカード必要) |
| ルール | :4セット先取 USナインボールテキサスエキスプレスルール、シュートアウトなし 予選ダブル、決勝シングル ベスト32から決勝 |
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| 参加人数 | :(不明だが今回も250〜300名ぐらい?) |
| 成績 | :勝ち負け負けで予選敗退 |
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