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| ◆ 妻の二度目のHT ◆ | ||||||||||||||||
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さて、日曜日のオークランドのビギナーズカップだが、これまた妻も出場した。今まであんなに嫌がっていたのに。前回のベスト8が自信になったか。私としても、妻がHT好きになってくれて、嬉しい限りだ。 当日、私はいつものように仕事が忙しく、残業を免れられない状況だったが、周囲の人に仕事を押し付けるような形で帰宅した。こそこそ。にゃあにゃあ。 会場に着いたのは開始10分前。妻はなんとか10球ほど練習できたが、私は1球も撞けなかった。 コンディションも確かめられないまま試合に入った。 くじ引きののち、出場者を2つのブロックに分けてリーグ戦で予選を行う。各ブロックの上位2名、合計4名が決勝トーナメントに進出できる。今回は参加者が12人とかなり少なかったので、いつもと少し違う形になった。 決勝トーナメントはシングルイルミネーション。 全員2セット、優勝経験者のみ3セット先取。 で、結果はというと、 妻:予選5試合中1勝4敗で予選落ち 私:予選5試合中2勝3敗で予選落ち 妻は、今回はハンデが無かったからこんなものだろう、それより1勝だけでもできたから良かった、と言った。 私は、悔しさの余り、その夜は良く眠られなかった。 さて、12月10日と12日の2回のHTの感想を述べたいと思う。 近い日に続けて別のお店のHTに出場したことによって、今まで分からなかったことが少し分かるようになった。そして、先月にこのビギナーズカップで三位になってからの技術の変化、心境(心構え)の変化が分かった。 先ず、台や球のコンディションというものは球の動きの大きな変化をもたらす、ということを初めて実感した。 ステーションのラシャはそれほど重くもなく、かといって早くもなく、ラシャで戸惑うと言うことはなかった。前日に超高速ラシャで練習をしてしまったので最初は確かに少し戸惑ったが、すぐに慣れた。球もクッションも状態が良く、ほとんど何も気にすることはなかった。 オークランドはステーションに比べてラシャは重く、引きや押しの加減が合わないまま試合が終わってしまった。また、ポケットは決して渋くないと思うのだが、ガコガコを連発してしまった。これはポケットの開口部と奥の部分の間口が違うからだろうか? また、ゆっくり撞いて外してしまったときは、ほとんどを厚く外していた。これはスロウの影響? 実際に球を触ってみたところ、滑りが悪く、ベタベタとした感じだった。順捻りや厚みでスロウを相殺するというような技術はまだ持ち合わせていないので、とにかく手球を転がさずにしっかり撞く!ということを心掛けたが、これが裏目に出てしまい、スクラッチを連発してしまった。予選5試合目では、おそらく3ゲームで10回以上スクラッチをしたと思う。 次に心境の変化。 私の良いところと悪いところが、二つのHTで一つずつでた。 ステーションのときは非常に前向きに戦えた。準決勝ではほとんどの参加者が対戦を終え、そして私の対戦相手が優勝候補ということもあって、非常に多くのギャラリーに注目された。流石に優勝候補ということだけあって入れが強く、そしてポジションも確実だった。私は少しでもカッコイイところを見せなきゃ、と思い頑張ったが、やはり普段できないことはできなかった。その結果、相手にチャンスを渡してしまった。唯一とった1ゲームは、フリーボールから残り2個の取りきり。Tプロのレッスン書にある配置と非常に似ている配置だったので、普段の練習どおりの取り方ができた。 三位決定戦での対戦相手はA級。明らかに私より遥かに格上。彼のキューはまるで手球に命を吹き込んでいるかのようだった。しかし、それでもチャンスが回ってくることがあった。さっきの試合の私だったらカッコイイところを見せようとして自分の首を締めていたことだろう。しかし、自分はまだまだ球を知らないC級であることを自覚して、それでも精一杯考えて、一生懸命に撞いた。 ポケットしなかった球が穴前に残ることを考えて、残りがなるべく遠くなるように撞いた。次の球を直接ポケットするためには非常に狭いところに出さなくてはならないときは、難しい出しは諦めて、せめて直接的球に当てられるところに出すように撞いた。つまり、自分にはセーフティにならないように、相手にはイージーにならないように撞いた。 私は簡単な球も抜いてしまうことが多いし、カッコイイ出しはできない。それでも自分の武器を最大限に活かして戦ったつもりだ。できないことはできない、しかし、それでも自分にできることがあるはずだ。そう思って戦った。このことが好成績に結びついたのだと思っている。 ところが、オークランドのときには、これが私の中に慢心を生んだ。 「ビギナーズカップレベルならいつでも決勝に残れる。」 「対戦相手は自分と同レベルか格下だ。」 「自分は上手くなったのだ。」 と思っていた。 奢りもいいところだ。 私は何も上手くなっていない、私は高慢なやつだ、ということを思い知らされてしまった。 オークランドでの予選の最終戦でのこと。 対戦相手も既に4戦消化しており、0勝4敗の成績。私は2勝2敗で、この試合の勝ちかたによっては決勝に残れるチャンスがあった。 試合を始めてすぐ、対戦相手の彼は全くのビギナーだということが分かった。フォームも不安定、キューはまっすぐ出ていない、フリーボールをもらっても、何故か直接ポケットが狙えるのに狙わず、難しい4−5コンビに挑戦して失敗する、誰か彼にビリヤードをちゃんと教える人はいないのだろうか? と思わせるようなプレースタイルだった。 「ああ、だから0勝4敗なのか。こりゃ、楽勝だな。」 確かに私はそう思った。このあと、私は前述したようにスクラッチを連発し、自滅した。 試合後、 「ありがとうございました! またやりましょう!!」 と言ったときの彼の嬉しそうな顔が忘れられない。 とんでもない。あのときの私は最低野郎でした。あなたは決勝に進むことが絶望的でも、最後の最後までビリヤードを楽しんでいました。私の完敗です。 ビリヤードは難しい。 自分の心が素直に球に出る。 だからビリヤードは難しい。 だからこそビリヤードは面白い。 今回のHTでは多くのものを得た。 妻よ、これからも一緒に頑張ろうな。 |
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| ◇ 結果 ◇ | ||||||||||||||||
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