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| ◆ マーキュリー第2回ペアマッチ ◆ | ||||||||||||||||
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秋の季節杯から数日後、「第2回ペアマッチ」が告知された。 「ペアマッチかぁ・・・ホームでの試合だし、ペアマッチのHTはなかなかないから出てみたいけれど、ペアになってくれる人がいるかな?」 通常の個人戦ならば、ミスをしても全て自分で撞くので問題は無い。しかし、ペアマッチとなると交互につかなければならないので、例えば、折角、的球をポケットに入れても、出しをミスして手球が次の的球を容易にポケットできない配置を作ってしまったら相方が大変である。「私はまだ出しができないからイレイチでいいや。」なんて悠長なことは言っていられない。 「今の技量では相方に迷惑をかけるだけだ。」と妙に納得して、何が何でも出場したいとは思わなかった。 「としおはどうするんだろう?誰と出るのかな?」 普段から熱心にHTや公式戦に出場している彼のことだから、今回もきっと出場するに違いない。 「今度のペアマッチ出るんだよね?誰と出るの?」 「え?ぴぃちゃんとだよ。一緒に出ようよ。」 まさか指名されるとは思わなかった。普段、一緒に撞いているから私の技量はお見通しのはず。「絶対、ペアを組みたくない。」との宣告さえ覚悟していただけに逆に拍子抜けしてしまった。 「本当に私でいいの?“最弱ペア”だよ〜?いいの?」 「“最弱ペア”?それって俺も含まれるんか?」 ・・・怒られた。ごめんなさい。だって、随分、技量を下げるよ・・・。 取り立ててペアマッチ対策は行なわなかったが、週末毎に120先を行なった。これまでの対戦成績は、3回に1回しか勝てない計算になる。4、5連敗も当たり前である。・・・いやいや、勝敗も大切だがミスの多いこと!大抵、1回撞いてミスして交替。そしてとしおが取り切る。あぅ〜、ペアマッチは相方につなげなければ10ボールまでたどり着かない。これではダメだ。 前日の土曜日、いつも通り120先を行なっていたらちゅんどんさんがやってきた。暫く、隣の台で練習していたが3人で9ボールを始めた。 そこへ、ちゅんどんさんの相方のりっしゅうさんが登場! 「4人集まったから、ペアマッチ予行演習をやろう!」おぉ!それは名案! ちゅんどんさん&りっしゅうさんペアは最初から息がぴったり!入れも出しもコンスタントに相方につなげている。それに引き換え、としお&ぴぃちゃんペアは、「あ〜、隠れちゃった。ごめ〜ん。」、「うげぇ〜、スクラッチ・・・」という感じで全く噛み合わず。0−3でスコ負けしてしまった。とほほほ・・・。これでは明日の試合が不安だ・・・。よし、もう1試合!今度はヒルヒルにもつれ込むも3−2で勝利!ふぅ〜、それにしても、明日が本番だとは思えないくらい、ワイワイ楽しく撞いた。 いよいよ試合当日となった。会場となるマーキュリーに近い私たちは午前9時に出発。10分後に到着した。駐車場には既に4台の車が停まっていた。 「おはようございます。」扉を開けると3、4組の出場者がいた。カウンターでミウラさんがボールを磨いていた。ボールの準備ができると、みんな思い思いに練習を始めた。私たちは381さんと10ボールの予行演習を行なった。やはり噛み合わない。対する381さんはしっかり出してしっかり入れる。10ボールまで取り切った。 今更、あがいても仕方が無い。今できることをするだけだ。今持っている力を発揮するしかない。 10時になり、試合開始にあたりルール説明が行なわれた。 「バンキング、ブレイクも含めて交互に撞くこと。そのため10番でスクラッチしてもOKは出さないこと。交互に撞いていないことを相手から指摘された場合、ファウルカウントする。」とのことであった。なるほど、考えてみればごもっともなルールである。 くじ引きが行なわれ、1試合目の相手はO田さん&K林さんペアと決まった。ハンデは共に3セットである。 としおがブレイク係、私がバンキング係と暗黙の了解だった。 「バンキングには勝って、少しでも足を引っ張らないようにしたい。」と思ったが念願叶わず。 O田さんとK林さんのコンビネーションは見事なものであった。K林さんがイレイチとしてしまっても、O田さんがしっかり入れて出しフォローする。 私たちはといえば、なかなかつなぐことができない。1球ミスしては交替するという展開が続いた。 結局、この試合は1−3と負けてしまった。 2試合目の相手はN沢さん&S木さんペア。ハンデは4セットである。 またしてもバンキングで負け、ブレイク権を譲ってしまう。 このペアはとにかく上手い、手球の動きに見とれてしまうほど撞き方が丁寧である。手球は無駄な動きを一切しない。必要なだけ押され、必要なだけ引かれ、しっかりとネキストを出す。 入れは勿論、ほぼ完璧である。外す気がしない。ちょっと難しいかな、と首を傾げても丁寧に入れる。ペアマッチでマスワリが出るのではないかと思うくらいの絶妙なコンビネーションである。 実際、殆ど撞かせてもらえなかった。番が回ってきても、的球が隠れていることが多く、大抵、外してしまい、フリーボールを渡さなければならなかった。現状でも難なく取り切る力のある相手だ。フリーボールを渡したら、サクサク取り切っていく。 また、チャンスがあれば、コンビで10番を狙ってくる。成功率もかなり高い。実際に1ゲーム目から3ゲーム目はコンビでスコアを奪われてしまった。 「これでスコ負けか?スコ負けだけは喫したくない!」との念願が通じたのか、相手は8番を入れてスクラッチをしてしまった。フリーボールで残り球は2つ。としおの指示どおりきっちり9番を入れ、手球を10番に出した、、、つもりだった・・・私たちには少々難しい配置となってしまった。 「あちゃ〜。」と言わんばかりに苦笑するとしお。 「ごめんなさい・・・」今日、何度この言葉を口にしただろうか。撞く度に出る言葉は相方への謝罪の言葉だけだ。 しかし、としおはきっちりと10番を入れてくれた。流石だ! この試合で初めて台上から手球以外の球が消えた・・・。 としおが10番を入れたので、ブレイクは私だ。何かボールが落ちてくれればとしおにつなぐことができる。しかし結果はノーイン。 相手は本当に上手い、つまりミスが少ない。丁寧に入れて丁寧に出す。残り球がロウボールからハイボールへと進むに従って、「もう番が回ってこないのでは?」と思うくらいだった。 この試合でも、撞かせてもらえたのは1回ほどだった。しっかり取り切られ1−4と負けてしまった。 しかし、事実上の完敗である。勝たせてもらえた1ゲームは相手が8番を落としてスクラッチしたからチャンスが巡ってきたのである。 初めてペアマッチに出場して、精神面ではかなりこたえた。 勝たせてもらったゲームは2ゲームであったが、10番を入れたときは2人で勝ち取った喜びを、負けたゲームでは自分の不甲斐なさを大いに感じた。 としおには大変申し訳なかった。常にイレイチになってしまい苦労をかけた。入れだって完璧ではなかった。飛ばすこともしばしばあった。そんな私を責めることなくフォローしてくれた。だから、としおが飛ばした時は自分を責めた。しっかり出せていれば入れやすかったはずだからだ。 ペアマッチで大切なことは、どれだけ相方を思いやることができるか、ではないだろうか。 次回、ペアマッチに出場する機会があれば、「としお、一緒に出よう!」と胸を張って言えるようになりたい。そのためには心技ともにもっと鍛えたい。 |
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| ◇ 結果 ◇ | ||||||||||||||||
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| 企画制作:としお&ぴぃちゃん このページの最終更新日: | ||||||||||||||||