|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
| ◆ 2001年11月度ビギナーズカップ ◆ | ||||||||||||||||
|
ビリヤードに復活してから標準を合わせてきた試合が今回のビギナーズカップだった。 マンダラヤのビギナーズトーナメントで1勝2敗と終わっているだけに、そして、以前のビギナーズカップで決勝トーナメントへ進んでいるだけに、今回、どうしても決勝トーナメントへ進みたいと思った。いつビギナーズカップへ出場しても決勝トーナメントへ進めることが1枚の壁をクリアすることだと思った。 マンダラヤのビギナーズトーナメント終了後、時間を見つけてはこまめに練習を重ねてきたつもりだ。しかし、練習でできるのに実践で活かせない自分に苛立ちを感じていた。 当日は朝から何だかそわそわして落ち着かなかった。早く練習して、早く試合が始まり終了して欲しいと思った。結果は勿論、自分の納得のいく結果であって欲しい・・・都合の良いことばかり考えていた。 午後4時10分、ようやく練習できる時間が来たと思いマーキュリーへ向かった。4時20分、マーキュリーに到着した。 程なくしてまささんがやってきた。 「まささんもビギナーズカップに出るの?」 「僕はもう出ませんよ。今日はマンダラヤの月例があるのでそちらに出ようと思います。」 そうだ、マンダラヤの月例と重なっていたのだった。すっかり忘れていた。 まささんと台を並べて練習を開始する。 いつものように台の半分だけを使い、適当な振りをつけてポケットに落とす練習を行った。どうも、遠くの難しい球はきっちり落とせるのに、近くて振りの難しくないはずの球は良く外す傾向にあった。難しい球は慎重に狙う分、意外と外さない。しかし、近くて振りの難しくないはずの球は、技量も充分でないのに気持ちにゆとりを持ってしまうのか外すことが多い。厚みをしっかり覚えていないからだ。そこで、厚みを覚えるために、取りこぼしをしないためにこのような練習を始めた。 クッションタッチした球も苦手だ。何度も何度も練習するがいつも同じように外す。 「これがゲームボールだったらどうする?負けるぞ!」 そう自分に言い聞かせながら、角度を変えながら何度も練習する。 ポケットも始めはコーナーポケットを使うが、サイドポケットも使う。コーナーポケットへ落とすために出したつもりが、手球が走り過ぎてやむなくサイドポケットを狙わざるを得ない、なんていうことも良くある。サイドポケットは角が恐い。落とせるだろうと高をくくっていても角に容赦なく跳ね返される。今の技量で取りこぼしたくない可能な限りの配置を設定して練習する。 隣のまささんにちらりを目をやると、ボウラードを始めたようだ。リズム良く取り切っていく。スコア表に記入する姿と台を見ると、そこには手球しか残っていない。 「あれ?ストライクかスペア?凄いな。私にもストライクやスペアが取れる時が来るだろうか?」 そんなことを考えつつ、練習を再開した。 午後7時をまわった。まささんは練習を終え、キューを畳み始めた。 「月例、頑張ってね!」 と送り出した。最後に20球程撞き、午後7時20分、オークランドへ向かった。 車の中でいろいろなことを考えた。いよいよだ、今までに練習してきた成果を試合で出したい。何だか、入試を受ける直前の気分に似ているような気がした。入試では緊張の余り回答が思うように書けないこともあった。答えがわからなければ尚更だった。そのときと同じ緊張感で一杯だった。 午後7時50分、オークランドに到着した。今日は空いているように思えた。駐車場の空きスペースが目立つ。比較的近くに停めることができた。 店の出入り口から手前がゲームコーナー、正面奥がビリヤードコーナーである。自動扉が開き真っ直ぐに進む。 するといつとは違う光景を目にした。一般客の使用可能な台はおろか、トーナメントで使用する台も練習する人で一杯だった。 練習する台が無く煙草を吹かしている381さんと目が合った。 「今日、人数多くない?練習できる台も無いね。」 受付も順番待ちの状態であった。私がエントリーした時点で24番目だった。 「今日は練習してきていない。」と焦る381さんはキューを持って近くの台へ向かった。入れてもらい練習を始めた。 私もマーキュリーで練習してきたとは言え、全く撞かずに本番を迎えるのは恐かったので、練習に入れてもらえそうな台を探した。以前から親しくしてもらっているK畑さんとH川さんの撞く姿を見つけた。 早速、キューを持って練習に入れてもらえるようお願いしたところ快く迎えてくれた。本当に良い人達である。 3人で9ボールを繰り返した。練習なので9つのボールを適当に散らし、順番に撞いていく。隠れてしまったり難しいボールは適当に動かして自分なりに出す練習をした。 集合の号令があり、くじを引きに行った。31番だった。 「今日は一体何人出るの?」 今回は人数が多く、何と35名だった。通常15、6名であることを考えたらかなりの大人数だ。リーグも5つに分けられることになった。予選リーグでは4試合が行われることになった。決勝トーナメントへ進めるのは、3勝1敗でギリギリといったところか。 1試合目の相手はY村さん。 バンキングを制しブレイクする。 1ゲーム目、最初の試合で調子が出ないのか、はずしては交替することを繰り返した。「こんな球を撞いていたらいかんな。」と思う場面も多々あった.。 途中、自分のミスからナチュラルセイフティとなってしまい、相手に2ファウルの警告をした。 「まだ3回目じゃないですよね?」 「・・・はい、まだ2回目です・・・。」 結局、この後、故意ではないのだが3ファウルで勝ってしまう。 スコア表にポイントを記入し、ブレイクキューにチョークを塗っていたら質問された。 「あの〜・・・3ファウルって3回連続ファウルをしたらだめってことなんですよね?」 「はい、3回連続ファウルをしたらそのゲームは即負けになります。」 2ゲーム目、相手のブレイクノーインで番が回ってきたが、1番を外してしまう。相手の番になり1番を狙う。ポケットインしなかった1番が台上を勢い良く走った。その1番が9番に当たり、穴前近くにあった9番はポケットに沈んだ。こんなこともあるもんだ。1−1。 3ゲーム目はお互いハイボールの殴り合いを繰り返す展開となってしまった。いつまでたっても7番が落ちないのである。こんな時、自分に腹が立って仕方が無い。 「(自分に向かって)いい加減に落とせよなー。」 と心の中で叫んでいる。それでも何とか9番までこぎつけ、2−1で勝つことができた。 2試合目の相手はY崎さん。 バンキングを制しブレイクする。 1ゲーム目は7番でチャンスが巡ってきた。なんとしても残り全部落として気持ち良く勝ちたいものだ。7番ポケットイン、よし、いいぞ。8番もポケットイン、よっしゃ〜・・・手球までポケットイン・・・9番は穴前だったのでOKを出したつもりが相手に聞こえなかったのか、ラックを組もうと全てのボールとラックを台の上に上げたにもかかわらず手球を手にし言った。 「このボールはどこに置いてもいいんですよね?」 「・・・はい、スクラッチしたのでフリーボールですからどこに置いてもいいです。」 穴前の9番を落とし、0−1。 2ゲーム目は、相手フリーボールから5−9コンビを食らってしまった。これでゲームセット。0−2で負けてしまった。 3試合目の相手はI上さん。予選通過するためにはこれ以上は負けられない。折角、番が回ってきてもミスをしてしまい、なかなかチャンスを活かすことができなかった。とても苦しい試合展開となってしまった。 途中、自分のミスからナチュラルセイフティとなってしまい、1試合目と同様、相手に2ファウルの警告をした。 「まだ3回目じゃないですよね?」 「・・・はい、まだ2回目です・・・。」 同じ会話が繰り返された・・・。 更に試合は進み、8番でチャンスが巡ってきた。よし、取り切るぞ〜、と意気込んで8番をポケットに沈めるものの、9番はサイドポケットよりやや左手前、手球は45度ぐらいの角度をつけてセンターライン上辺りに止まった。サイドポケットへ狙うには、角に当たって弾かれる可能性が高い。難しいけれどカットでコーナーポケットへ狙った。ところがコーナーポケットの角に当たってしまった。 「ひぇ〜、何で角に当たるの〜?」 がっかりした瞬間、サイドポケットに沈んだ。角よりやや内側に当たったため、更に、撞き方が弱かったらしく反対側の角の内側にバウンドしてポケットに入ってしまった。涼しい表情をしていたらいかにも狙い通りみたいだが、実はフロックイン・・・ 「さっき、コンビやフロックインを食らったから、神様が手を差し伸べてくれたのかも?禍福は糾える縄の如しとは良く言ったものだ。」 この試合も、何とか2−1で勝つことができた。 4試合目の相手はT田さん。先にポイントを取られてしまい、2ゲーム目のラックを組み終わり椅子に座って崖っぷちに立たされた気持ちでうつむいていたら白紙のスコア表が目に入った。 「あれ?T田さん、スコアを付けずにブレイクした・・・。」 T田さんがミスをし番が回ってきたのだが、手球と的球が殆どくっついている状態だった。念のためチョークで距離を測り、「プッシュします。」とコールし、難しいがポケットを狙うつもりでストロークに入った。 「・・・すみません、“プッシュ”って何ですか?」 「・・・手球と的球の距離がチョーク1個分無いときにこのコールをすれば、2度撞きしてもファウルにはなりません。コールが無ければ2度撞きした場合、ファウルになります。」 結局、的球をポケットに収めることはできず交替。台に向かうT田さんとすれ違いざまにまた質問された。 「・・・すみません。さっきのもう一度説明してください。」 同じことを説明した。 この試合は私が制し、1−0(?) 結局、T田さんはスコアを付けていないことに気付いていなかった。 確かに、この8番台には、1試合目、Y村さんと試合をしたときには鉛筆があった。ところが今、私がスコアをつけようと思ったら無くなっているのだ。も〜、誰が持っていったんだ?困ったなぁ・・・。 仕方が無いので、試合中、申し訳ないと思いながら隣の台から鉛筆を借りてスコアを付けた。 3試合目、途中、レストが必要な配置になってしまった。レストを使うのは苦手だが、無理して空振りしても恥ずかしいのでためらい無くレストを使うことにした。 「さて、レスト、レストっと・・・ん?あれ?この台、レストも無いのーーー?」 鉛筆がなくなったばかりかレストまで無い!!!どうなってんの?仕方が無いので、左隣の一般客の使用する台から、レストを借りることにした。 相変わらず苦しい展開が続いたが、9番をきっちりサイドポケットに沈め、2−0で勝つことができた。 T田さんはスコアを付けたつもりでいたのか、後からつけるつもりでいたのか定かではないが、私は2−0のままスコア表を受付に提出した。だって、勝者がブレイク前にポイントを記入しないと無効なんですよ。文句を言われたらそう答えるつもりだったが、当の本人は全く気付いていないようだった。 予選を3勝1敗で終了した。私のリーグでは4戦全勝が居らず、3勝1敗が3人いた。決勝トーナメントへ進めるのは、各リーグ上位2名である。 負けた試合で取ったゲーム数が運命の分かれ道となった。 先ず、1試合目で戦ったY村さんが当確。続いて、Hさんと私が同じ成績だった。 時間に余裕があるということで、決勝トーナメント進出をかけての試合が通常どおり2セット先取で行われることになった。 「空いている台で行ってよい。」とのことだったので一番奥の4番台で行うことにした。「ここなら誰にも気付かれずひっそりと試合ができるに違いない。」そう考えたのだが、、、 バンキングを制しブレイクする。 1ゲーム目、お互いミスを繰り返しながら7番まで到達した。残り球3つならば取り切らなければ負けてしまう。 またしてもミスをしてしまう。案の定、相手はしっかり繋いで9番をポケットに沈めた。0−1。 2ゲーム目、ハイボールでチャンスが巡ってきた。 目立たないはずの一番奥の台で試合をしていたのだが、主人を始め「マーキュリー軍団」の応援で埋め尽くされていた。しかし意識せず、冷静にいつも通り撞いた。 相手が9番をミスし、台の上には手球と9番だけが残った。9番は左振りでサイドポケットに狙える位置にあった。 椅子から立ち上がり台に向かった。タップにチョークを塗り、手球の位置まで移動する間に、サイドポケット→9番→手球、の順に目をやった。一発で厚みを決めた。このゲームを制し、なんとしても巻き返したい。9番をサイドポケットに沈め、1−1。これでヒルヒルになった。 3ゲーム目、泣いても笑っても、予選最後のゲームとなる。 ブレイクで1つポケットインした。「マスワリ!」なんて大それたことは考えないが、せめて連続3つは落とせるようになりたいものだ。しかし1番を狙うもミスをし相手と交替。 5番でチャンスが巡ってきた。残り球は5つ。取り切れる自信はないが取り切らないと負けてしまう、二度とチャンスは巡ってこないだろう、と自分を追い詰めた。 私の技量では、まだまだ出したいところに出すことができない。「このポケットへ狙いたいから、この辺りに手球を持ってきたい。」と考えても違うところへ出てしまう。しかし、運が良いのか他のポケットを狙う余地が残されている場合が多い。運の良さの連続で、多少、手球と的球が遠く離れてしまっても入れることができ7番まで落とすことができた。 「残るは8番と9番。ここまでできたのだから絶対に取り切って見せる!」 9番はヘッドスポット右側のコーナーポケットへ狙いたかった。8番を落とし手球の動きを見つめた。走り過ぎて9番をコーナーポケットへ狙うには極薄になってしまった。応援団の「あ〜〜〜」というどよめきが私の耳にも届いた。思わず苦笑いしてしまった。 カットでいこうか、バンクでいこうか、非常に迷った。先の4試合を振り返ると、極薄カットを狙いすぎて的球にタッチできずファウルとなってしまったことが2、3回あった。しかしバンクショットの成功率は0%であった。 こんな時に、と思ったが、一かバチかでバンクショットを選択した。自信は無かったがここでカッコ良く決めたかった。 慎重に狙いつつも、余り素振りをしすぎると狙いが分からなくなるのでいつものペースで撞いた。結果、見事に外れ、手球はフットスポットの方向へ、9番はヘッドスポット左側の長クッションへ入った。しかしポケットからそう遠くに離れていなかった。 相手が台へ向かった。正直、「外して♪」と心の中で思ってしまった。しかし、巡っていたチャンスを活かし9番を沈ポケット沈めた。試合終了。2−1。予選敗退が決定した。 予選3勝1敗+1敗の成績で3勝を挙げたものの非常に苦しい試合だった。もっとミスを減らせば精神的にも楽だったに違いない。練習の成果を余り発揮できなかった試合内容だった。今回は反省しきりである。 |
||||||||||||||||
| ◇ 結果 ◇ | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
| 企画制作:としお&ぴぃちゃん このページの最終更新日: | ||||||||||||||||